うちのミモザ
我が家のミモザにも花がつきはじめた。
私が無計画に植えたミモザが枝を伸ばし、向かいのおばちゃんの、お花の世話をする場所に邪魔している。
花がつく頃、枝を切っては本当はいけないんだと思う。でも枝先がおばちゃんの顔に当たるといけないから、目につく枝だけ切ってみた。
洗濯物を干しに出たおばちゃんに「申し訳程度に切ってみた」と話すと「気にせんでええ」「お兄ちゃんがええ具合にするけえ」とも。
おばちゃんと一緒に住んでるお兄さんが、かつて植木屋さんに勤めていたのです。
おばちゃんちの玄関までのアプローチには、見事な花壇があります。
そのお兄さんが、私のミモザの世話もするから気にしなくていいという。
私が植えたミモザなのに。
おばちゃんは、朝イチで病院に行ってたのだろう。濃いめに眉毛を描いている。
「元気しとるか?アンタよう仕事するのぅ」
おばちゃんが、夜中のトイレに起きた時、私の部屋の明かりが目に入るのだ。
私は甘やかされてることを自覚する。
剪定したミモザの枝でリースを作った。
枝だけのリース。
花はまだまだこれからのお楽しみ。
少しの間、うちのミモザの花咲く様子に、お付き合いください。
USAKUMA BOOK 製作 クラバヤシマユミさんのこと
まだ何者でもなかった頃からの友達ほど、ありがたいものは、ありません。
その友達と、一緒に仕事ができるなんて、なんてしあわせだと思います。
クラバヤシマユミさんとは、18才の頃に出会いました。
一緒に岡村靖幸のライブに行き、岡村ちゃんのステップを真似して踊ったり、Bunkamuraシアターに『黄金の7人』を観に行ったり、初めてのQuattroもマユミちゃんとでした。
マユミちゃん選曲のカセットテープを毎シーズンごとに貰い、フリッパーズ・ギターにシビレたり、ヴィム・ヴェンダースに詳しくなったり。
とにかく、マユミちゃんは、私の中のずっと「イケてる人」なのです。
私たちはだんだんと大人になり、同じ時期に、それぞれの理由で、社会からドロップアウトします。
やりたいことも、やらなくちゃのこともたくさんあるのに。
そんな時期を手紙を交わしながら過ごし・・・・・今に至ります。
HOLY’Sに、クラバヤシマユミなくして、語れません。
ロゴにHP、DMなど、きっとみなさんも目にしていただいてると思います。
時にはキツイことを指摘し合い、しんどいことは、トボケながら笑い合う。
マユミちゃんがデザインの仕事をはじめてから、一緒に本を作るのが、私の夢でした。
USAKUMA BOOK製作経緯も、blogにて、詳しく書いてくれています。
私ができないことをいつも、カバーしてくれるのがマユミちゃんです。
ぜひblogの方も、読んでみてください。
「USAKUMA BOOK 製作する」
「USAKUMA BOOK 忘備録」とあります。
「働くセーターフェア」はじまります!
今日からはじまります、働くセーターフェア!蔦屋書店広島。
昨夜、蔦屋の西林さんより、1階フロア設営完了の写真が届きました。
拙著「働くセーター」(文化出版局)と、自主レーベルの「働くクルーネックベスト編み方リーフレット」
先月発売開始の「HOLY’S USAKUMA BOOK」
、昨年京都で発行された「a sweater.(旅する働くセーター京都編)」(ホホホ座刊)と並びます。
SHAELA @shaela152 さんより、働くセーターが使用糸 @jamiesonsofshetland 、今季おすすめ色が届いています!
「働くクルーネックベスト」使用毛糸玉数の12玉が1セットになっていますので、セーターやカーディガンを編まれる方は、必要個数分を追加して、お買い求めください。
MOUNT COFFEE @mountcoffee さんより「sweater blend」届いてます。
編み物をしながら飲めるよう、飽きのこない、冷めてもおいしいブレンド。働くセーターにも通じる、芯のある強さと柔らかさが両方ある印象になっています。
きっとお仕事の合間の一息にも、ぴったりのブレンドです。
こちら、会期中、最後まで、お楽しみいただける様、追加あります。
そして「働くセーター」を作るにあたり、私の製作イメージや、日々仕事の支えになってる本、選書しました。
働くセーターができるきっかけとなるゴフスタインの現代企画室版「仕事をする人」の絵本の数々。
ファッションとアートを哲学として捉え、大きな影響を受けた林央子さんが作られる「here and there」をはじめとする関連書籍。
また林さんからいただいたご縁で私も寄稿した「雑誌遍歴」vol.3 特別バージョン BOOKS AND PRINTS 版(dee’s magazine 別冊)
「小さな暮らし」をするための指南書。
編み物を仕事としてはじまった頃から、いつも傍らに離さない本。
仕事をする上での心の有り様として、指標としている本。
メジャーシーンではなくインディペンデントや地方からでも、自分たちの信じる美しさを発信するリトルプレスの数々。
まるで自分の心のうちを曝け出す様な、恥ずかしくせつない選書となっています。
何でこんな選書になっちゃったんだろうと思いますが、カッコつけず、正直でいたかったんだと思います。
こちらも会期中、追加あります。
そして2階では、帰ってきた「働くセーター写真展」!
働くセーターを撮った写真家、吉森慎之介さんによる、働くセーターの写真展です。
本の使用ではなく、吉森さん目線の「この1枚」。
本の印刷とは違う、写真の力。透明感と発色。
吉森さんの視線が感じられる展示になっています。
ぜひ写真展も併せて、ご覧ください。
楽しんでいただけるとうれしいです!
今日からはじまります「働くセーターフェア」3月1日(水)まで。
どうぞよろしくおねがいいたします!!
* 1月26日(木)は、ワークショップ開催のため、私、行きます。(定員のため、参加受付終わっっています)
また、2月4日(土)は、トークイベント「なぜ本を作るのか」。『雑誌遍歴』のdee’s magazine 千葉美穂さんと高山かおりさんをお迎えしたイベント企画してます。
こちらまだご参加募集やってます。
詳細は、蔦屋書店HPより。
トークイベント「なぜ本を作るのか」
「なぜ本を作るのか」【広島 蔦屋書店】
「働くセーターフェア」
トークイベント企画しました!
1号館1F ワークショップテーブル
2023年 02月04日(土)
広島を舞台とした『働くセーター』(文化出版局)を刊行後、『働くクルーネックベスト編み方リーフレット』『USAKUMA BOOK』のZINEを作るHOLY’S保里尚美と、本や月刊誌『Discover Japan』のデザインを生業としながら、dee’s magazineをはじめ、小冊子やフリーペーパーを手掛ける千葉美穂さんが、「なぜ本を作るのか?」について、語り合うトークイベント。
司会進行に、国内外のマニアックな雑誌に特化したオンラインストア magazine isn’t dead.主宰の高山かおりさんをお迎えします。
本好きならではの視点でトークを盛り上げていただきます。
珈琲を片手に、参加者の方とも意見交換しながらの小さな小さなトークイベント。
これから本を作りたい方、本作りに興味のある方、本屋がお好きな方、是非お気軽にご参加ください。
また当日はZINEの販売もございます。イベントには参加できないけど、購入したいという方も大歓迎です。ご興味のある方はお立ち寄りくださいませ。
参加費 おひとり1650円
珈琲とお土産付き
詳しくは広島T-SITE蔦屋書店HPへ。
お申し込みも、そちらからおねがいいたします。
エディターで編集者、雑誌「here and there」を作られる林央子さんから @deesmagazine の千葉美穂さんを紹介いただきました。
初めて千葉さんとお会いしたのは、茨城の水戸芸術館『立花文穂展』に向かうJR特急「ひたち11号」の車内でした。。
「働くセーターフェア」hiroshima T- SITE
帰ってきた「働くセーター」フェア
2023
広島 蔦屋書店 2号館1Fマガジンストリート
1/21(土)~3/1(水)
出版年の2020年のフェア開催から再び広島蔦屋書店(LECT)にて、
「働くセーターフェア」を今年も行っていただけることになりました!
働くセーター撮影の写真家、吉森慎之介さんによる「働くセーター写真展」の開催。
「働くセーター」で使用しているJamiesons of Shetlandの毛糸の取り扱い店、東京つつじヶ丘のSHAELA より、働くセーターの編める毛糸も届きます。
今年は、定番の掲載色とともに、HOLY’S & SHAELAによる今季おすすめ色の毛糸もご用意しました。
ご購入できます。
またフェア期間中、私が「働くセーターを作る上で、影響を受けた本」をテーマに、選書させていただきました。
ゴフスタインの絵本の他、私が仕事を続ける上で、支えとなった本、考え方の指針となる本。
今、魅了さてれやまない本も、可能な限り、選んでみました。
また働くセーター関連書籍も併せて並びます。
1月26日(木)には、HOLY’Sによるワークショップ開催。(すでに定員になっています!)
2月4日(土)は、「なぜ本を作るのか」をテーマに、dee’s magazine の千葉美穂さん、magazine isn’t dead.主催の高山かおりさんをお迎えして、トークイベントも行います。
こちらまだまだご参加お待ちしています。
盛りだくさんで、お楽しみいただけたらと思います。
どうぞよろしくおねがいいたします!