HOLY'S BLOG

オンラインストア、オープンしました

準備してましたHOLY’S Online Store オープンしました。

HOLY’S関連の書籍や、『手袋と街』Tシャツなど、オンラインストアから、ご購入いただけます。

新作の一点ものの作品の販売もありますので、よかったらのぞいてみてください。

発送に少しお時間いただきますが、楽しみにお待ちいただけたら、幸いです。

どうぞよろしくおねがいします。

富士登山

7月半ば、富士山に登りました。
5合目までバス、そしてガイドさんの導きによるツアーに友人と参加しました。
富士山を目標に、自分ができる小さな登山を重ねてはいましたが、やはり緊張していました。

感覚的なことなので、うまく言葉にならなかったのですが、今振り返ると、しんどさはすでに上書きされ「楽しかった」という印象だけが残っています。

 

緊張と気圧のためか、頂上付近でお腹の痛みましたが、深刻な高山病の症状もなく、
お鉢巡りは、余力に自信が持てなかったので見送りましたが、下山すると、ご機嫌にみんなでソフトクリームを食べました。

こんな風に言えるは、一緒に行ってくれた友人達の存在が大きく、いつもひとりで仕事をしている自分にない感覚をたくさん与えてもらいました。そこには感謝しかありません。
受け入れてもらってる、という安心感がありました。

ガイドさんにも感動しました。
私たちのグループは、当初42人という大所帯でした。そこから1人2人と減り、頂上アタック時には、32人となっていましたが、最後までやり切れたのは、ガイドさんのみんなを奮起させる求心力で、引っ張っていただいたと感じます。
命を預かるすごいお仕事だなと思いました。

・・・

編み物が仕事になってから、こんな日が来るとは夢にも思っていませんでした。

日々仕事をしていると、結果の出ない作業の連続に気が遠くなることも正直あります。
「なんで仕事になっちゃったんだろう?」と溢れます。
これまで幾度となく感じてきた胸の中に通る痛みのようなもの。

登山と同じだなと思いました。

痛みの先に、よろこびがあるところも。

自分が思い描く「美しいもの」「使いやすいもの」「着心地の良いもの」を作り出すために、きっと私に編み物が与えられたのだと考えます。

身につけるものを作っているからこそ、しなやかな心と体を持ちたいです。

道具を貸してくれた友人達にも感謝です。

#富士山登山

日曜日の編み物クラブ

 

編み物クラブを通して来てくださってる方々の、人生の一片に触れられることを深く深く感謝します。

日曜編み物クラブは、月1の第1日曜に行なっています。

今年から来てくれるようになったAさんは、編み物クラブでは若いチームです。

編み物は全くはじめてから、初級コースの指人形と珈琲豆コースターを終え、今は旦那様の靴下を編んでおられました。

彼女はいつも、私がみなさんのお茶を運んでいると、いつのまにか自分も立ち上がり配ってくれています。
それが、彼女が立ち上がったり、歩く時、音が立たないんです。

私がお茶を淹れ運びはじめ、2回目のターンで戻ると、湯呑みは減っていて、振り向くとAさんがすでに運んでる、と言った具合です。

私がお盆を使えばいいじゃないか、という話ではありますが、私の部屋が狭いので、お盆を持つと動きにくいんです。笑

それにみなさんには、作業を続けてほしいから、ぜんぜん私ひとりで少しずつ、配れば良いのです。

Aさんは、全く音を立てないものですから、なんというか、
手伝ってもらった私にも、配ってもらったクラブの方々へも、さりげないんです。

聞くと彼女は、長女で、子供の頃からお家の手伝いし、12才も離れた弟妹がいるそうなんです。

そんな彼女が昨日珍しく「実は」とご自身のことを話しはじめました。

「妊娠したのだけど、双子らしい」

ご結婚されてだんな様の転勤で広島に来られ、子供を作ることは想定していたけれど、ひとりかなと思われていたAさんが、まさかの双子、いっぺんに2人も出てくるというのです。

それはたいへんだと、クラブのメンバーが沸き立ちます。

「落ち着かなくて」 Aさんが言います。

そりゃそうだ、とみんなで頷きます。

予定日は来年1月だそう。

「なんでも2枚いるね、まずおくるみも2枚いるし・・・」

「靴下なら4つだ」

ならば、だんな様の靴下を編んでる暇はなく、赤ちゃんのものを編まなくちゃです。

急遽、取り組み変更で、赤ちゃんの・・帽子から編むことになりました。

さてそこからが大変でして、新生児の頭位を調べ、10日で10cmも大きくなることに驚愕し、帽子の色は?素材は?とバタバタしはじめました。
彼女が作り得る赤ちゃん帽子を考えないと。

そんなこんなで、彼女は赤ちゃん帽を編みはじめました。
ふたついるから、お家で同時進行出来る方法もお伝えします。

Aさん、しばらくの間、みんなで見守らせてくださいね。

 

編み物の姿勢について

編む時の姿勢について
どうお伝えしたら
みなさんが楽に編めるのか考えています

まず椅子に座る時

座面は硬めで腰が立つ椅子をすすめます
仙骨を立てることが大事です

床に座るなら
正座かあぐらで

座面の柔らかな椅子に座ると
腰が沈み背中が曲がります
その姿勢で編もうとすると
首が前に出てしまいます

編むことがしっかり身についているなら
どんな姿勢でも編めるけど
体の力を抜くことからお伝えしたい時
やはり基本からお話しします

脚は組まず
床に足裏を付ける
安定させる

膝は開いちゃうと思うけど
編む時なのでお構いなく

その姿勢で自立が疲れるなら椅子に深く座り
腰は直角で背当てに背中を預ける

肘は胸の横に添えると肩が落ち
腕はテコの原理で上げやすくなります

脇が空いてると肩も上がるので
肩にも腕全体に力が入り
呼吸が浅くなります

呼吸が浅いと
指先や糸との感触も
新しいことを知ることも
本の説明から何かを学ぶことも深まらないと思うんです

呼吸が深くできる姿勢でいると
視界が広がり
理解が深まるような気がします
毛糸や指先の感触がより伝わって
より仲良しになれると思うんです

私は編み物をはじめる方に
まず姿勢をお伝えします

楽に楽しく編んでいただきたいから

 

昨日の編み物クラブより

昨日の編み物クラブより。

初級コースより3回め受講のMさん。
HOLY’S編み物クラブの初級コースで用意のあるコーヒー豆コースターを、指定の30段まで編まれて来られました。

針に残ってる目をすべて左上2目1度し、
半分の目数にしたところ、割り切れるはずの目がひとつ余ってしまいました。

編み目の目数を数えてもらうと、全体で33目ありました。
ひとつ余っちゃう訳ですね。

「どうしますか?」と、私はMさんに聞きました。
Mさんは「ごまかして、最後3目1度かにして、仕上げて次にいきたい」と答えました。

Mさんには、すでに次に編みたいものがあって、
それは高齢のお母さまが使う簡易的なベストでした。
後ろ身頃から身幅で平らに編み、頭から前身頃に向かっ身頃が半分に分かれるポンチョの前開きバージョンで、脇下をボタンで留めるというものです。

ということは、往復編みになる訳ですが、、

平らな往復編みをまっすぐに編むことが難しいことを、私は知っています。

Mさんに私は答えます。

「気持ちはわかるけど、HOLY’S編み物クラブに来て、ごまかす、は、ないんです」と言いました。

「ごまかして仕上げたものは、側にあっていつも(ここ、ごまかしたんだよなぁ)って見るたびに思うことになる。それは時期、使わなくなる」

と言いました。

「編み直しましょう」

昨日の私は、少し強引に進めました。
言葉は足りなかったかもしれません。

「大丈夫。編み直しは、最初の2分の1の時間で出来ます」

Mさんは、ほどきはじめました。

別鎖から拾う目数から、多かったようです。
新たに目を拾います。
拾い方を忘れておられました。
前回やったことでしたが、もう一回やることで、きっと覚えてくださるはず。再度、説明します。

彼女の編み目は、ブカブカと大きな目になっていましたが、2回目では、安定してきました。

指の使い方も、少し直してもらいました。

昨日の回で、Mさんは、編み終わられました。
編み目は、すごくきれいに揃っています。

初級なのに厳しすぎるように、感じられるかもしれませんね。

Mさんには、お母さまのベストを編む目標があります。
それには、コーヒー豆コースターの何倍も編まなければなりません。
その目標があるなら、きっと昨日の編み直しは、近道になります。

そんなすべてを限られた時間の中で、言葉を尽くせなかったけれど、きっと手を動かすことで、感じてもらえるはず。

私は、編み物クラブに来なければできない編み物をお伝えするより、ものを作る技術を身につけて、ひとりでも作りたいものが作れるようになってほしい。

そんな気持ちで、編み物クラブをやっています。

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