two person exhibition『人間』
two person exhibition
『人間』
写真家 田中大輔さん
彫刻家 クロヌマタカトシさん
私にとって2人の関係性は、とても羨ましく、憧れのようなもので、彼らの会話を聞いているだけで、すごく落ち着きます。
私が訪れると、おふたりは窓に向かって椅子を並べ座っており、もうすでにたくさん語り尽くしたであろう、外を眺めておられました。
何を美しいと思うか。
いつも考えていることが、おふたりと話していると、私にとっても明確な答えとなり
浮かび上がります。
田中くんが不意にカメラを構え光をとらえると、
仕上がったばかりだというクロヌマさんの木彫に向かいます。
彼が何を見ているのかをクロヌマさんが確かめます。その瞬間を見失わないように。
私は、私のあの友達に
会いたいと思いました。
私のニットは、日常着だけど、
美しい物を作りたいと思う。
おふたりのコラボレーションによる貴重な展示です。
みなさんにも感じていただきたい。
お近くの方はぜひ足をお運びください。
場所
@the_room_by_s
@_mutte_okayama 3Fになります。
〜6月25日(日)まで。
HOLY’S USAKUMA BOOK オフショット②
HOLY’S USAKUMA BOOK
オフショット②
撮影・製作のマユミちゃんことクラバヤシマユミさん より、オフショットが届いたので、アップしていくシリーズです。
カーディガンを着たうさぎは、セーター着用のより、着丈を長くしています。
このうさぎのモデルになった自転車屋さんに程よく似せることができたのは、 Jamiesonsofshetland の色の豊富のおかげです。
おおらかな作りのうさクマには、ボタン使いがポイントになります。
みなさんもどうぞ楽しんで作ってくださいね☆
*「HOLY’S USAKUMA BOOK」は、こちらのSHOP LIST
取り扱い店舗のオンラインストアよりご購入できます。
よろしくおねがいいたします◯
HOLY’S USAKUMA BOOK オフショット①
HOLY’S USAKUMA BOOK
オフショットより
①小さいのシリーズ
2021年2度目の「働くセーター写真展」に向けて、初期に作ったうさぎたちは、Jamieson’s spindriftの3本どり8号針で編んでいます。
「HOLY’S USAKUMA BOOK」編み方ページのうさクマとは、ひと回り小さくて、
自分でも、どう作っていこうか模索していた時期です。
そのためか今見ると、より「この顔に話しかけでもしていたのか?」と言うような表情をしています。
USAKUMA BOOK 製作のクラバヤシマユミ氏も、この小さい子シリーズが好きだと言う。
*「HOLY’S USAKUMA BOOK」は、SHOP LIST→各取り扱い店舗のオンラインストアよりご購入できます。
Yさんのこと
おはようございます。
編み物クラブのYさんのことを書きます。
Yさんは、昨年の夏から編み物をはじめました。針を持つのも初めてで、初級コースの指人形は3回かかりました。手が汗をかかれるので、針と毛糸が締まっていました。
コーヒー豆コースターも同じくらい時間をかかったけど、お家でも復習できるようになられました。
コーヒー豆コースターの自主練で、ぎこちなかった編み方も、すっすっと手が動くようになり、どれほどお家で練習してるか、私にもよくわかりました。
Yさんは今、働くセーターを編んでいます。
訳のわからなかった編み図や記号も、トップダウンの襟から胸までを何度も何度も編み直しながら目で追っていくうちに、ある時から、パカンとわかったそうです。
一昨日の編み物クラブでは、裾の2目ゴム編み止めを一緒にしました。
最初は、私がやってみせるのが、何をやってんのかさっぱりわからなかったそうです。
何度も何度もやってるうちに、ペアにして目を作る意味がわかるようになり、目を見失っても、次に拾う目を平行の目で拾うこともわかってきました。
3時間かけて、裾の1周が終わりました。わかったような気がすると言われます。
次に編む袖の休み目からの拾い目のやり方を伝えました。もう編み図が読めるようになったYさんなら、お家で袖が編めると思ったからです。
最後に、もう一度2目ゴム編み止めの復習で、私の編んだセーターの2目ゴム編み止めを見せると、
Yさんは今日3時間かけた2目ゴム編み止めを、お家でやり直すと言いました。
やり方がわかって、糸の引き具合も調整できるようになったら、もっときれいな2目ゴム編み止めができるようになると、イメージできたんだと思います。
それまでも何度も何度も編み直しをされてきて、その都度、上手になる自分を実感されてこられたんだと思います。
指人形を何度も編み直しておられた間でも、働くセーターの本を何度も見て、ご自分で編んで着るイメージをされておられたそうです。
その頃、周りのすでに編んでるクラブの先輩たちが次に編むセーターの色を選んでるのを見て、自分も同じように毛糸を選んで編んで着ることを妄想してニヤニヤしておられる様子を、私達(あえて私たちと言います。編み物クラブで一緒になるメンバーのこと)は、眺めていました。
進んだ編み地を編み直すことを決めるのは、その人です。
私はその先がきっともっとうまくいくことを伝えることしかできません。
編むことが生活になかったYさんの日常に、編み物が加わりました。
生活や仕事の環境は変わっても、自分の手だけは、やったことを覚えてくれてて、動かせば動かした分だけ、手は応えてくれます。
また次にYさんに会える日を楽しみにしています。