働くセーター重版とお知らせについて
うれしいお知らせがあります。
「働くセーター」が重版、第6刷となりました!!
製作スタッフのみなさん、モデルになってくれた広島のみなさん、そして楽しく編んでくださってるたくさんの方々に、たくさんの感謝申し上げます!!!
本当にありがとうございます!!!
写真:吉森慎之介 @shinnosukeyoshimori
デザイン:葉田いづみ @izumi_nsmt
重版のお知らせと共に、お詫びと訂正がございます。
今さらながら、第1〜5刷までに、まちがいがありました。
本当に申し訳ありません。
大きなまちがいではないのですが、きれいに編むコツとして、身頃から2目ゴム編みに変わる1段、
針の号数を6号から5号に落とし、1段表編みをする段があります。
第1〜5刷のサイズ3、サイズ5の編み図の表記まちがいが見つかりました。
まずサイズ1や、2で、ご自身のを編まれてから、どなたかの大きなサイズを編んだ、という方々だと、問題なく編めたかなと思います。
最初にこのサイズから編んだという方でも、形にはなるのですが・・・。
本当に申し訳ありません。
文化出版局のHPの左下「お詫びと訂正」欄でも、詳しく説明がありますので、どうぞご確認いただけたらと思います。
第6刷より修正し、正しい編み図になっております。
すでに本をお持ちの皆様におきましては、たいへん申し訳ありませんが、書き込んでいただけますと幸いです。
どうぞよろしくおねがいいたします。
#Repost @books_bunka with @use.repost
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重版のお知らせです
『働くセーター』
すっきりしたシルエットと着心地の良さを追求した「働くセーター」。繋ぎ目も袖つけもないので、シルエットが着心地よく、裏表、前後を変えても着られるので長持ちします。シンプルなデザインで男女問わず、年齢層も幅広く着られます。デザインは、セーター、カーディガン、ベストの厳選3種類。5サイズの製図と編み物の基本から編上りまで徹底的に解説します。
保里尚美(ほり・なおみ)
1972年、広島生れ。縫製師の母より、メリヤス編みを教わり、遊び道具として編み物を与えられる。楽譜浄書の仕事を経て、友人に送った手編みの手袋がショップ店主の目にとまり、1999年よりオリジナルニットの委託販売とオーダー製作を始める。現在、広島を拠点に、個展やオーダー会での受注製作の他、少人数制の編み物教室を行なう。著書に『一生ものアラン』(文化出版局)、『HOLY’S USAKUMA BOOK』(自費出版)がある。
IG: @kn.holys
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8月の編み物クラブ
ジェッタコースターのような1日
遅々として、物事が進まず停滞したような時期もあれば、一気に先の予定が次々と決まる日もある。今日は、そんな日。
あらゆる連絡事項が飛び交った。
さらに、働くセーターの重版が決まったと出版社より連絡あり、
また知り合いのお店がすでに閉店されたことを知る。
今更、私に何かできることはなかったと仕方ないことを考えてしまう。
また慌ただしく続く連絡事項。
外を歩くと、この空だったので、すべてよしとして、今を感謝したい気持ち。
さて編み物に着手しても、上の空で段数を間違えた。
明日の朝、すっかり編み変えよう。
もっと自分の仕事を大切に、一瞬一瞬を大切にいきたい。
編み物クラブにて
2目ゴム編み止めが上手くできなかったMさんが、5月のGW中に自身で「2目ゴム編み止め習得キット」をいくつも作って身につけられてから、
それを見習ってやってみて、物になさってる人の声をチラホラと聞く。
神奈川から旦那さまの転勤で、こちらに越してから通って下さってるR さんもその1人。
基本的な編み物のことは、おおよそおできになられるのだが、「巻き目から目を拾う」や、2目ゴム編み止めがあやふやだったそう。
先日の編み物クラブです、働くセーターの傍からの巻き目からの拾い目をこれで良いか、確かめられる。
手元のポーチから、そっと「これやってみて、できるところはやってきました」と自身の「2目ゴム編み止めキット」のいくつもを見せてくれた。
行動で示す人の声は小さい。
わかったという自信が、声を大きくする必要がないのだろう。
私は、そういう人の声を書き続けたい。
二目ゴム編み止め練習キットをたくさん作ってくださった見本となる写真がこちらです。
25周年かもしれない その2
前回、穂高でのWSで、私の仕事への経緯に涙した女性の話を書いた。→*
この話には続きがあって、私は穂高でのWSの後、長野まで足を伸ばし、前回にも書いたノーノ分室と、同じ時期からHOLY’Sを支えHPを立ち上げてくれたクラバラシマユミ
ちゃんに会いに行ったのだ。
どちらでも、穂高で、私の仕事の経緯に涙した女性の話をした。
慣れた調子で話をしたら、何か琴線に触れたらしくポロポロ涙を流されたという話だ。
私が仕事をはじめた当初から知ってる彼女たちには、話すべきニュースなのだ。
ノーノ分室の光ちゃんと恵子ちゃん、そしてマユミちゃんにしても一様に同じような反応を示す。彼女たちにとっては、その私のエピソードの登場人物、また関係者なので耳慣れているのである。
ニヤニヤと話を聞き、最後では「ハハー」と笑いつつ「なんか触れちゃったんだねぇ」と、私が慌てる様子が見えでもしてるかのようだった。
25年、それは結構長い年月。
音信不通にもならず、ずっと続く関係というのは、稀なのかもしれない。
仕事関係者でもあるからという理由も大きいけれど、それだけじゃないと思う。
だからこそ・・・。
それに続く言葉が今は見つからないけれど、とにかくありがたい存在なのだ。
ノーノ分室に立ち寄りたかったのは、私はお洋服を何かしら買いたかった。彼女たちと顔を見ておしゃべりをし、ふざけ合い、ご飯を食べたことは、広島に帰ってから、私の日々を元気にしてくれる。
マユミちゃんと会って、家族のことや共通の友人、日々の小さな報告をすると、マユミちゃんに初めて会った頃の学生時代の自分に戻る気がする。
「この道で、アタシ、まちがってない?」
と確認したくて、私は長野に立ち寄ったのだろう。実際、口にする訳ではない。
光ちゃん、恵子ちゃんとご飯屋さんに行く道すがら、東京出張から帰って来たchannel.books さんの圭さんと浩美さんに偶然会えたのも、長野でもらったプレゼントかと思えるほど、うれしかった。
特別じゃなくて、また来週も会えるね〜みたいに、私達は手を振った。
TREK VOGEL の美音さんが、別れ際に持たせてくれた穂高神社の柏餅。
穂高神社は、とても神々しい場所だった。またあの緑の中に立ちたい。
長野での次の朝、光ちゃんが竹せいろで蒸し直し、木のすてきな器によそってくれた。
こういう小さなひとつひとつが、私には新鮮で美しく、ありがたい。