HOLY'S BLOG

働くニット 手袋

働くニット、編んでます。

スコットランドはディルズ地方の伝統的手袋のパターンを、10年前、私は自分用に作っていました。

それは友達のオーダーに合わせて作った手袋でした。

 

*以下引用です。

『作家』

ゴフスタイン作

谷川俊太郎 訳

ジー・シー・プレスより

「花々と、雑草と、一本のやせた木を育ててきた。 」

 

 

「兎がそれを(小さな双葉)を食べたとしても怒らない。

もっと生えてくることを知っているから。」

 

土曜の編み物クラブより

今日の土曜S編み物クラブより

 

彼女の作品です。

フェアアイルの中でも古典的なシェットランドのパターンで、ご自分で配色を決めて作られました。

試し編みから始めるのです。

きっと何度も編み変えられたことでしょう。

難解なパターンを頭に入れるのには、時間がかかります。

そしてどんな風に着たいか、襟ぐりの形や身頃の幅を決めて、編まれました。

少し短めの着丈がと肩下がりのデザインが、彼女にとても良く似合っています。

この秋には、毎年恒例のグループ展にも参加なさるそうですよ。

いつもクラブの中で、柔らかな存在でいてくださいます。

 

働くニット

働くニット、続きます。

この毛糸でサンカ手袋を作ります。

サンカ手袋とは、スコットランドは、ダムフリーシャー州サンカ地方で、編まれている手袋です。

18世紀から19世紀の前半に編み始められ、

19世紀中頃には、ほとんど消滅しかかっているという事実。

伝承の起源として、シェットランドで編まれた馬車を操るドライビンググローブをサンカの人達が真似をしたのではないか、という説と、

当時、ヨークシャーに出現したカーペット工場の生産品に影響を受け、それまで無地の手袋を編んでいた人たちが、紡績で作られた細い毛糸とパターンを用いて編み始めた手袋なのでは、という説と。

 

どちらにしても仮説であり、定かではないそうです。

いずれにしても、名もなき人達が、伝承を残すことなく、技術とパターンのみ、引き継いでいるこの手袋。

工芸と言わずして、という気持ちになります。

 

サンカでは、黒と白の二色で編まれた手袋を、この色を使って編みたいと思います。

 

*参考文献『海の男たちのセーター』福のりこ著(日本ヴォーグ社)より

 

 

土曜の編み物クラブより

昨日の編み物クラブより

クラブの方の作品です。

「はじめて着るものを編みました」

フェアアイルの技法で、編まれました。

忙しい日々の中、少しずつ時間を繋げて、

仕上げられました。

緑系の混ざり糸2色を使って、深みのある色合いのベストとなりました。

Vネックの減目や、前立てを編むのは難しかったと思います。

貝ボタンも良いですよね。

よく似合っておられます。

ずっと着られますね。

働くセーターを着る人は その2

働くセーターは、前後ろなく着られるセーターですが、剥ぎがないので裏表でも着られます。

裏編みが表になると横にシワが入り、柔らかな雰囲気となります。

「触った感じも変わりますね」

何度も何度も確かめる清政さん。

さて、動きやすさはどうかと、また動いてもらいます。

 

 

照れながら写真撮られつつ、

急に笑顔でこちらに振り向きます。

「今日のお勧め本ですか?」

「ハイ、そうです」

ちゃんと本の紹介も忘れないところ、さすがです。

「広島に文化的な発信ができる本屋をつくりたい」という思いで、2014年にオープンされたREADAN  DEAT。

これからも清政さんの企画されるイベント、ワクワクします。

 

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