編み物が上手になるコツは
編み物が上手になるコツは、
「あっ、ここ」って思った時に、
すぐに解くことができるかに尽きると思う。
「ここちょっと」って気にしながら、編み進めると、頭の中にストッパーかかっちゃって、編む手も遅くなるし、気がそぞろになることは、私も日々痛感しています。
解くのをもったいなく感じながら「でも、でも」とやってるより、
「えいやっ」と解いて、はじめから編み変えた方が、編み目は消えるけど、手は確実に上手になるし、
迷いがなくなると、集中力がグッと増して(ギアが入るって言うの?)、編むスピードもアップして、テンポが生まれます。
「こんなに編んだのに」って思うけど、大丈夫◯
やり方がわかったので、解いて編み変えても同じところまで、2分の1の時間で編めます。
私の場合、色合わせに迷うことがしばしばで、でもやはり毛糸玉を並べてみるのと、編んでみるのとでは、違っていて、
そんな時、決めかねる編みかけをそっと脇に置いて(針だけそっと抜いて)また新しい糸で、「やっぱりこっち」の色合わせを編んでみる。
「やっぱりこっち」に確信が持てた時、違ってた方を解けば良い。
最初の作り目が雑になることもあって、そんな時もすぐに解きます。
気になりながら、進めない。
上手くなる鍵は、自分が持っています。
その鍵を、誰かに渡さないことも、大事です。
『手袋と街』(文化出版局)より基本5本指手袋、Mサイズ
使用糸 @jamiesonsofshetland col.#134 Blue Danube, #246 Wren
・・・
12月28日から代官山蔦屋書店にて
12月31日から広島蔦屋書店にて
『手袋と街』のフェア決まりました。
昨年の「HOLY’S ARAN」フェアに続きまして、とてもうれしく思います。
2024年10月に刊行いたしました『手袋と街』 (文化出版局刊) @books_bunka をお届けできる場所、機会がいただけますこと、たいへん光栄に思います。
製作スタッフ共々感謝申し訳あげます。
詳細は、追ってまたお知らせいたしますね。
ドングリベレー
編み物が上手になるコツは、
「あっ、ここ」って思った時に、
すぐに解くことができるかに尽きると思う。
「ここちょっと」って気にしながら、編み進めると、頭の中にストッパーかかっちゃって、編む手も遅くなるし、気がそぞろになることは、私も日々痛感しています。
解くのをもったいなく感じながら「でも、でも」とやってるより、
「えいやっ」と解いて、はじめから編み変えた方が、編み目は消えるけど、手は確実に上手になるし、
迷いがなくなると、集中力がグッと増して(ギアが入るって言うの?)、編むスピードもアップして、テンポが生まれます。
「こんなに編んだのに」って思うけど、大丈夫◯
やり方がわかったので、解いて編み変えても同じところまで、2分の1の時間で編めます。
私の場合、色合わせに迷うことがしばしばで、でもやはり毛糸玉を並べてみるのと、編んでみるのとでは、違っていて、
そんな時、決めかねる編みかけをそっと脇に置いて(針だけそっと抜いて)また新しい糸で、「やっぱりこっち」の色合わせを編んでみる。
「やっぱりこっち」に確信が持てた時、違ってた方を解けば良い。
最初の作り目が雑になることもあって、そんな時もすぐに解きます。
気になりながら、進めない。
上手くなる鍵は、自分が持っています。
その鍵を、誰かに渡さないことも、大事です。
『手袋と街』(文化出版局)より基本5本指手袋、Mサイズ
使用糸 @jamiesonsofshetland col.#134 Blue Danube, #246 Wren
・・・
12月28日から代官山蔦屋書店にて
12月31日から広島蔦屋書店にて
『手袋と街』のフェア決まりました。
昨年の「HOLY’S ARAN」フェアに続きまして、とてもうれしく思います。
2024年10月に刊行いたしました『手袋と街』 (文化出版局刊) @books_bunka をお届けできる場所、機会がいただけますこと、たいへん光栄に思います。
製作スタッフ共々感謝申し訳あげます。
詳細は、追ってまたお知らせいたしますね。
『手袋と街』フェア

『手袋と街』(文化出版局 2024年10月刊行)には、私が長く作り続けてきた手袋たちがたくさん載っています。
私の仕事は、私が編んだ手袋を、セレクトショップで販売していただいたことからはじまりました。
「ひつじ手袋」は、2008年の初個展「HOLY’S てぶくろ展」で作ったもの。
長くHOLY’Sを使い続けてくれた友人やお客さまにも、
また、この本が、はじめましての方にも、
感謝を込めてお届けしたい『手袋と街』。
私たちの生活にある「手袋」たち。
代官山蔦屋書店にて『手袋と街』フェア、
今月28日(土)よりはじまります。
詳細は、追ってお知らせいたします。
どうぞよろしくおねがいいたします。
HOLY’S 保里尚美
photo: Mayumi Kurabayashi @kuramapod
2024年12月の編み物クラブ
11月21日
時々ここに書き散らかす私の随筆のようなもの。
Instagramに載せるでもなく、noteで収益化を図るわけでもない、日記のようなもの。
12月末からはじまる蔦屋書店の『手袋の街』フェアで使われら写真を文化出版局の編集さんが、カメラマンさんに手配。そして蔦屋の担当者さんへと渡るデータをチェックする。
いつもは淡々とこなす事務作業ではあるが、フェアに向けて一歩ずつ近付くための準備である。私は本を出し、幾人もの手をお借りしているという実感が、こんな時にぐっとくる。
私の日々はこの小さな部屋でほぼ全てが行われているというのに。
東京の新宿や青山をデータが行き来して、私の広島まで飛んで、また都内へと。
私がここに書く何かしらは、誰に読まれてるかあまり気にせずに書いているが、本当は、会えなくなった人は書いている。
「会えなくなった」にはいくつかの意味が含まれる。
天国に見送ったから。お住まいが変わったから。
古い友人。縁遠くなってはしまったけど、勝手に親近感や愛着を寄せるあの方が、読んでくれてるといいなぁという妄想である。
それは私を落ち着かせる。
小学生の頃、我が家にはある問題があり、少なからず漠然と生きることへの不安を感じながら過ごしていたけれど、その日々を救ってくれたのは、小学5・6年の担任の恩師が教えてくれた「随筆」だった。
「これになんでも心に浮かぶままに書いて良い」と、ノート一冊をクラスのみんなに渡され、私はその時、書くことを覚えた。
私のここに書く文章を、田山花袋の短編のよう、と言ってくれた方があった。
その方とは、今はお会いできていない。
私はその方が、今も時々、ここを覗いて下さってるといいなと思っている。