HOLY'S BLOG

手袋の修理

今朝、修理した手袋を投函した。

届いた手袋は、たぶん16年かもっと前の製作だったと思う。

そんなに長い間、お使いいただいてたのに、届いた手袋は、親指と人差し指に小さく穴が空いてるだけだった。

よく当時の私にオーダーをくださったと思う。

この間、私たちは、大切な・・彼にとっては親友と言えただろう人を亡くしており、私にとっては、今に繋がる指針のような方だった。

その彼は絵描きだった。

すてきな絵本や、本の挿絵を描かれていた。

私はその彼にも手袋をお作りしており。

その彼らに共通するのは、物を大事に扱う、ということ。

どちらの手袋も、小さな穴を発見してすぐに修理に出してくださる。

小さな穴のうちなら、私にとっても、有難いのだ。

今回も、最小限の修理で、仕上げ洗いをし、

お手紙を書き、手袋を投函した。

話してみたいことがあるような気がするけれど、この手袋の繋がりで充分な気もしている。

 

 

親指 修理前

修理後

 

人差し指 修理前

修理後