2024.02.05
手袋の修理
今朝、修理した手袋を投函した。
届いた手袋は、たぶん16年かもっと前の製作だったと思う。
そんなに長い間、お使いいただいてたのに、届いた手袋は、親指と人差し指に小さく穴が空いてるだけだった。
よく当時の私にオーダーをくださったと思う。
この間、私たちは、大切な・・彼にとっては親友と言えただろう人を亡くしており、私にとっては、今に繋がる指針のような方だった。
その彼は絵描きだった。
すてきな絵本や、本の挿絵を描かれていた。
私はその彼にも手袋をお作りしており。
その彼らに共通するのは、物を大事に扱う、ということ。
どちらの手袋も、小さな穴を発見してすぐに修理に出してくださる。
小さな穴のうちなら、私にとっても、有難いのだ。
今回も、最小限の修理で、仕上げ洗いをし、
お手紙を書き、手袋を投函した。
話してみたいことがあるような気がするけれど、この手袋の繋がりで充分な気もしている。
親指 修理前
修理後
人差し指 修理前
修理後