HOLY'S BLOG

sunny place

オーダーのベストを、先日お客様にお渡しした。

試し編みを確認して頂いた返信に、
「サニープレイス楽しみにしてます」と、このベストに名前が付いたようだった。
薄緑の絨毯に、黄色の小花が咲いてる様子のようなパターン。

そもそも、ベースとなる黄緑がかったベージュというか、その色を使って小さな小花柄で、というのが、そのお客様からのリクエストだった。

ちょっといろいろあって、いつもより仕上がりまで時間がかかってしまったのだけど、
出来ました。そしてお渡し。

ボタンはこんな感じで。

着て頂きました。

ちょっと羽織るだけでも。

サニープレイスとは、陽だまり、とのこと。
なるほど。なんとなく、太陽のあたる場所、みたいにぼんやり考えてはいた。

その日、頂いたお手紙に、彼女はピアノ教室に通われていて、作曲家でピアニストの西村由紀江さんの「ひだまり」という曲を練習されているとのこと。
12月には、アットホームな発表会があり、その時にも、このベストを着て、この曲を弾くつもりでです、と、綴られてあった。

こんな光栄な話があるのだろうかと、我ながら思う。

サンカグローブ制作

今回は、初の試みで、オーダー頂いた手袋の制作経過を撮ってみました。

左手は、親指を残して編み終えたところ。
右手は、手首まで編んだところです。
「えんじ色」を使った手袋で、デザイン、配色は、お任せで、とのオーダーです。
手の輪郭に、幅と、厚みを加えた大きさを想定して、編んでいきます。

大人の女性ですし、えんじ色の配色には、落ち着いた印象になるように、えんじ色の中でも「Madder」という黒みがかった赤と、「Sunset」の名前の付いたピンクオレンジの混ざり糸を合わせました。
大きめの手です。たくさん動かされてきた尊敬すべき働き者の手であります。

サイズのことも含めデザインを考えた上、指先まで編み込みのある温かいサンカグローブと言われるデザインに決めました。
ちなみに、サンカグローブとは、スコットランド、ダムフリーシャ州サンカ地方で、編まれ続けている手袋です。
オリジナルのデザインから、編み目数などアレンジして、サイズを合わせたアレンジとなっております。

手首部分には、オーダー主様のお名前が、アルファベットで、編み込みました。

指先は、三角錐で減目しながら編み込んでいきます。集中しないと、数え間違えて、うっかり余りの目が出ます。
ちゃんと決まると、キッパリ3目残り、これをまとめて絞ります。

前の晩にここまで編んで、指先の三角錐で、集中力が途切れてしまいました。
残りの指とそれぞれの親指を編み上げます。

中指と、両親指を編んで編み上がりました。

糸始末をして、紛失防止の紐も編んで、仕上げ洗い、形良くして、表裏返しながら、干しました。

今回は、撮影のために嵌めてみました。
親指のマチが、こんな風にしっかり入ってます。

中指のマチ。

自分じゃうまく撮れないものですね。(苦笑)

私には、ちょっと大きめで、ブカブカしてます。きっと、お客様にはぴったりなのではないかと思います。

お渡しするのが楽しみです。

編み物クラブの方々の作品集♪

昨日は、編み物クラブでした。
完成作品、完成間近作品の大興奮でしたよ。
まずは、

鉤針モチーフの膝掛け。
として作っておられましたが、繊細に編まれましたので、ストールとしても充分使えますね。パッチワークもされる方なので、モチーフ編みは本を参考にしながらも、配色は、ご自分で考えられました。
編み上がって、糸始末をされたところ。
仕上げ洗いをしたら、すっとモチーフが形良く伸びます。
全体的に軽くもなり、一枚薄皮が落ちた様に色も鮮やかになります。
何ででしょうね。
シェットランドヤーンで編んだものは、必ず仕上げ洗いで、こんな印象を受けます。
編んだものが、仕上げ洗いをすると、「糸」から「編み地」になる瞬間と言うか、糸がそれまでは編まれたばかりで、
仕上げ洗いで、その「なったもの」へ、形を馴染ませていく、という感じかなぁ。
それが、光の反射にも影響して、色鮮やかに見せるのかな。
単純に、毛糸になるまでのわずかな機械油の汚れが落ちるって、理由もあるのですけど。

なので、ぜひとも、クラブのみなさま、仕上げ洗い、してくださいね。

次の作品。これ♪

初めてのフェアアイルベスト。
まだ襟を編まれてる途中で、針が付いてますが、サイズも見たかったので、遠慮するご本人にみんなで頼み込み、無理やり着て頂きました。
サイズ、ぴったりですね☆
試し編みから、根気よく編み続けられました。
肩に付いてる印クリップは、こちらの袖ぐりのゴム編みを編み過ぎてしまわれたから。
これはご自分で、解いて直されるとのこと。
名言を残されました!
「私は詐欺師の様に、自分のことはいくらでも誤魔化せる」
だけど、編んだ物は誤魔化せない!と続く訳です。
だからこそ、自分を誤魔化しちゃダメよってことですね。。。
冗談としても言われましたけど、何事においても言えることで、その言葉の意味深さに、皆で思わず宙を仰ぎ見ました。

そして、以前、Facebookに載せた作品で、

フェアアイルパターンの手袋。
編み込み、第一作目です。
好きな色を集めて、ご自分の手のサイズに合わされて。
指の部分は、1号針で、細かく丁寧に編まれました。

同じ方の、次の作品。

雑誌で見たセールブー手袋のパターンと、ご自分の好きなパターンを合わされて、オリジナルデザインです。
当初、エクセルで、パターン起こしをされてましたが、編み図が完成するまでの試行錯誤に、消したり書き直したりできる手書きが一番と、落ち着かれました。
指先まで細かく編み込みしてあるので、温かさは、この上ないです。二本の糸に指先まで包まれている訳ですから。
配色もとても素敵です。

昨日は、他の方の作品もありましたのに、撮れてません。次回、必ず??

何せ編み物クラブの時間、皆さん違う物を手掛けられてることもあり、かなり濃密でして、皆さん真剣であります。
私自身の余裕も全くない訳です。

そして、そんな時間が終わっての、お茶のおしゃべりタイムの勢いが、
水を打った静けさ、から、水を得た魚の様に、まさに昨日が!
あちらとこちら、弾けるおしゃべりでした。
お一人お一人のこれからの展望に、ワクワクしてきます。

これからもお互い褒め合っていきましょう。
クラブの時間内に、思う存分に♪

編み物クラブにて

先週土曜の編み物クラブてのワークショップご希望、指人形のオオカミ。

何年も前に作ったのが一番左。
真ん中が、今回の私が作ったもの。
右が今回のクラブの方の作品です。

このオオカミ、何年も前に作ったものの、気に入らなくてお蔵入りしていました。
指人形のワークショップのシマシマシャツの見本として、渋々、テーブルの上に出すのですが、これが思いの他、人気者でして。(笑)

今回、オオカミ指定で、ワークショップのご希望ありまして、私も思い出しながら、一緒に作った次第です。
クラブの彼女は、車の鍵を入れるサイズです。どピンクのオオカミって、ぶっ飛んでで、鞄の中でも目立っていいです。

今のコイツだと、犬の様にも見えて、もうちょっと口を細くとんがらしたら、もっとオオカミっぽくなるかしらと思っている。

注)オオカミ作りたいご希望の方、減目、巻き作り目など編み物の基本のできる方で、お願いします。
ご了承頂頂けると、幸いです。。

クラブの方の作品

仕上がりましたよーーー!
クラブの方の作品です。

ノルウェーのルーセコフタのパターンのアレンジのベストです。
パターンの組み合わせは、ご自身で、マス目を埋めるデザイン起こしから、なさいました。

最初は、お腹の辺りから編んでいくのですが、ゲージが変わってこられて、予想より随分大きくなってしまい、12?位編まれてたのを計算し直して、全部編み直しされました。
そのおかげで、この上なくジャストサイズに仕上がりましたよ♪

今回が初めての着用物です。
良く頑張られました。いや、きっと楽しんで、工夫されながら、編まれてました。

自分の着たいものを作るってすごく面白いです。

1 166 167 168 169 170 171 172 173 174 186
1 166 167 168 169 170 171 172 173 174 186