編み物クラブの本の会
編み物クラブでは、本の会、変わらずやっておりまして、
ほぼ自主的に持ってきたい人が持ってきて、ほそぼそと続いておりました。
1月は、日曜の編み物クラブ終わりに初の新年会がありまして、
これがとても楽しく、しあわせな時間でした。
で、1月の本の会は、
『誰も知らないクリスマス』
ドイツのクリスマスの伝統的なケーキやクッキーの作り方が載ってるのですが、
熟読はできなかったものの、(分厚い本です)走り読みした私の感想としては、「日本人、中途半端なクリスマスはもうやめよう」でした。
宗教感も、環境(気候も含めて)もどこまで突き詰めても、日本人のそれは、単なる真似事にしか過ぎない、すでねじ曲がってる日本のクリスマス。
もうお正月だけでいいではないか、年末忙しすぎるじゃないか。
内容よりそのことばかり、考えてしまいました。
何せ、ドイツの家庭では、11月からクリスマスのクッキーやケーキの準備が始まります。
お話として、欧米のクリスマスを読むことは、私も大好きです。
2月は、中川ちえ著の『おいしいコーヒーの淹れ方』と、大橋歩著『おしゃれにうつつ』
でした。
今更ながらの、日記となりました。
編み物クラブよりお知らせ
今月、いつもの第1水曜の編み物クラブは、ゴールデンウィーク中につき、第2水曜の13日に変更します。
まだ、空きもありますので、ご予約承ります。
初めての方、初級コースも、ご興味ある方、よかったらぜひに。
また、5月16日土曜日、編み物クラブ臨時開講します。
いつも通り午後1時から、私の仕事部屋にて。
もう2名様、ご予約承ります。
よろしくお願いします♪
今月の編み物クラブ開講日(第1日曜日のピーカントンズスークでの編み物クラブは、昨日3日、終了しました)
5月9日 土曜日(ご予約満員御礼です)
5月13日 水曜日(3名お受けできます)
5月16日 土曜日(2名お受けできます)
5月20日 水曜日(3名お受けできます)
5月23日 土曜日(3名お受けできます)
ご予約は、こちらのメールアドレスへ。
kn.holy@icloud.com.
編み物クラブに来てくださってる方の作品です。
若草色が、ご本人の。
黒っぽいのがお父様へ、やさしいピンクと茶色の編み込みのがお母様へ。
色合わせがとてもすてきです。
sunny place
オーダーのベストを、先日お客様にお渡しした。
試し編みを確認して頂いた返信に、
「サニープレイス楽しみにしてます」と、このベストに名前が付いたようだった。
薄緑の絨毯に、黄色の小花が咲いてる様子のようなパターン。
そもそも、ベースとなる黄緑がかったベージュというか、その色を使って小さな小花柄で、というのが、そのお客様からのリクエストだった。
ちょっといろいろあって、いつもより仕上がりまで時間がかかってしまったのだけど、
出来ました。そしてお渡し。
ボタンはこんな感じで。
着て頂きました。
ちょっと羽織るだけでも。
サニープレイスとは、陽だまり、とのこと。
なるほど。なんとなく、太陽のあたる場所、みたいにぼんやり考えてはいた。
その日、頂いたお手紙に、彼女はピアノ教室に通われていて、作曲家でピアニストの西村由紀江さんの「ひだまり」という曲を練習されているとのこと。
12月には、アットホームな発表会があり、その時にも、このベストを着て、この曲を弾くつもりでです、と、綴られてあった。
こんな光栄な話があるのだろうかと、我ながら思う。
サンカグローブ制作
今回は、初の試みで、オーダー頂いた手袋の制作経過を撮ってみました。
左手は、親指を残して編み終えたところ。
右手は、手首まで編んだところです。
「えんじ色」を使った手袋で、デザイン、配色は、お任せで、とのオーダーです。
手の輪郭に、幅と、厚みを加えた大きさを想定して、編んでいきます。
大人の女性ですし、えんじ色の配色には、落ち着いた印象になるように、えんじ色の中でも「Madder」という黒みがかった赤と、「Sunset」の名前の付いたピンクオレンジの混ざり糸を合わせました。
大きめの手です。たくさん動かされてきた尊敬すべき働き者の手であります。
サイズのことも含めデザインを考えた上、指先まで編み込みのある温かいサンカグローブと言われるデザインに決めました。
ちなみに、サンカグローブとは、スコットランド、ダムフリーシャ州サンカ地方で、編まれ続けている手袋です。
オリジナルのデザインから、編み目数などアレンジして、サイズを合わせたアレンジとなっております。
手首部分には、オーダー主様のお名前が、アルファベットで、編み込みました。
指先は、三角錐で減目しながら編み込んでいきます。集中しないと、数え間違えて、うっかり余りの目が出ます。
ちゃんと決まると、キッパリ3目残り、これをまとめて絞ります。
前の晩にここまで編んで、指先の三角錐で、集中力が途切れてしまいました。
残りの指とそれぞれの親指を編み上げます。
中指と、両親指を編んで編み上がりました。
糸始末をして、紛失防止の紐も編んで、仕上げ洗い、形良くして、表裏返しながら、干しました。
今回は、撮影のために嵌めてみました。
親指のマチが、こんな風にしっかり入ってます。
中指のマチ。
自分じゃうまく撮れないものですね。(苦笑)
私には、ちょっと大きめで、ブカブカしてます。きっと、お客様にはぴったりなのではないかと思います。
お渡しするのが楽しみです。
編み物クラブの方々の作品集♪
昨日は、編み物クラブでした。
完成作品、完成間近作品の大興奮でしたよ。
まずは、
鉤針モチーフの膝掛け。
として作っておられましたが、繊細に編まれましたので、ストールとしても充分使えますね。パッチワークもされる方なので、モチーフ編みは本を参考にしながらも、配色は、ご自分で考えられました。
編み上がって、糸始末をされたところ。
仕上げ洗いをしたら、すっとモチーフが形良く伸びます。
全体的に軽くもなり、一枚薄皮が落ちた様に色も鮮やかになります。
何ででしょうね。
シェットランドヤーンで編んだものは、必ず仕上げ洗いで、こんな印象を受けます。
編んだものが、仕上げ洗いをすると、「糸」から「編み地」になる瞬間と言うか、糸がそれまでは編まれたばかりで、
仕上げ洗いで、その「なったもの」へ、形を馴染ませていく、という感じかなぁ。
それが、光の反射にも影響して、色鮮やかに見せるのかな。
単純に、毛糸になるまでのわずかな機械油の汚れが落ちるって、理由もあるのですけど。
なので、ぜひとも、クラブのみなさま、仕上げ洗い、してくださいね。
次の作品。これ♪
初めてのフェアアイルベスト。
まだ襟を編まれてる途中で、針が付いてますが、サイズも見たかったので、遠慮するご本人にみんなで頼み込み、無理やり着て頂きました。
サイズ、ぴったりですね☆
試し編みから、根気よく編み続けられました。
肩に付いてる印クリップは、こちらの袖ぐりのゴム編みを編み過ぎてしまわれたから。
これはご自分で、解いて直されるとのこと。
名言を残されました!
「私は詐欺師の様に、自分のことはいくらでも誤魔化せる」
だけど、編んだ物は誤魔化せない!と続く訳です。
だからこそ、自分を誤魔化しちゃダメよってことですね。。。
冗談としても言われましたけど、何事においても言えることで、その言葉の意味深さに、皆で思わず宙を仰ぎ見ました。
そして、以前、Facebookに載せた作品で、
フェアアイルパターンの手袋。
編み込み、第一作目です。
好きな色を集めて、ご自分の手のサイズに合わされて。
指の部分は、1号針で、細かく丁寧に編まれました。
同じ方の、次の作品。
雑誌で見たセールブー手袋のパターンと、ご自分の好きなパターンを合わされて、オリジナルデザインです。
当初、エクセルで、パターン起こしをされてましたが、編み図が完成するまでの試行錯誤に、消したり書き直したりできる手書きが一番と、落ち着かれました。
指先まで細かく編み込みしてあるので、温かさは、この上ないです。二本の糸に指先まで包まれている訳ですから。
配色もとても素敵です。
昨日は、他の方の作品もありましたのに、撮れてません。次回、必ず??
何せ編み物クラブの時間、皆さん違う物を手掛けられてることもあり、かなり濃密でして、皆さん真剣であります。
私自身の余裕も全くない訳です。
そして、そんな時間が終わっての、お茶のおしゃべりタイムの勢いが、
水を打った静けさ、から、水を得た魚の様に、まさに昨日が!
あちらとこちら、弾けるおしゃべりでした。
お一人お一人のこれからの展望に、ワクワクしてきます。
これからもお互い褒め合っていきましょう。
クラブの時間内に、思う存分に♪