HOLY'S BLOG

打ち合わせにて

今日の出先、打ち合わせ先で、見たことないメーカーのピアノが置いてあり、お客様が毛糸の色見本を見られてる間に、触らせて頂いた。
アップライトの木目、ドイツ製とのこと。鍵盤の数も多いような。
そうは言っても私のピアノの知識は、たかが知れている。
天井が高いせいか、淡いタッチでもよく響き、一瞬どきりとする。
でもここは街中ではなかった。
お客様だけが、ふんふん色を見定めておられる。

何か曲のワンフレーズでも弾いてみたいところ、頭には思い浮かぶものの、全く手が動かない。もともと暗譜も苦手だったんだ。
頭の中は、ビートルズの「レディ・マドンナ」が流れる。
私の指は鍵盤を、全く捉えない。
頭の中は、ソナタの小曲が。
私の指は。

仕方なく、ピアノの上に乗っかった歌詞カードのコードネームをさらって、口の中で小さく歌った。

C Am G7 F

CM7は、7がメジャーだよね。辛うじて。

そのピアノの音色には大満足した。

帰りしなにおみやげを頂いた。
安芸太田町の安心安全なお菓子を作られてる工房の黒ごまサブレ。
お母様が作る子供さんへのおやつ。

見つめられたら食べられない。
しかも目の中に縦線まで入ってる。
昼間だね♪

最近の編み物クラブと亥の子祭り

編み物クラブの方々、大物に取り組んでおられます。
皆さん根気よく、私も目を見張るものがあります。
そんな中、仕上がられたベストです。

彼女のオリジナルデザインです。
ジャストサイズでとてもお似合いです。
配色の一目ゴム編みは、きれいに仕立てるにはコツがいるのですが、納得いくまで直されられました。裏の始末も仕上げ洗いも終えられてます。
きっとこの秋冬、大活躍ですね。

11月となり、広島市内では、亥の子祭りで賑やかな町内も多いです。
先週日曜のピンカートンズスークでの編み物クラブのこと。
安芸郡坂町から、通って来られてる女の子にふと尋ねてみたくなりました。
「坂じゃ、今も亥の子の歌は8分くらい歌ってる?」(8分は言い過ぎ?5分?)

実は私、幼少時に坂町に住んでおり、自分は参加できなかったものの、兄達が祭りだ、亥の子だと、町内を練り歩いていたのを覚えているからです。

続いて、「街じゃ、亥の子の歌は、『亥~の子亥の子、亥の子餅搗いて、繁盛せい、繁盛せい♪』としか歌わないんだよ」と話すと、彼女はものすごく驚きました。

坂町では、今でも亥の子の歌は、

以下コピーです。
【広島県安芸郡 海田地区】
亥の子 亥の子 亥の子餅ついて
祝わんものは 鬼産め 蛇産め
角のはえた子産め
やっさの尻を 
煮え湯で焚いて また湯で焚いて
これのこれの ~さん(亥の子餅をつく家の長男等)に嫁をとって(~さんが女性の場合は婿)
繁盛せえ 繁盛せえ 

私が子供の頃はもっと長かった気がします。

一軒ずつ、その家の名前を交えて歌います。
亥の子祭りは、猪の子沢山にあやかり、子孫繁栄を祈るお祭りなので、こういう歌詞なわけです。
うちの前に、石を打ち付けた跡をしっかり残すことが喜ばれるのです。
小さな町とは言え、一軒一軒回るには、朝から晩までかかり、子供達はヘロヘロになります。
お昼は、決まって大鍋の豚汁が振舞われました。

彼女は、社会人となられて数年経ちますが、広島市内の短縮バージョンのことを全く知らなかったようで、「それじゃやる意味がないじゃないですか?」と繰り返します。
驚くのは最もで、うちの家族も広島市内に引っ越した初めての亥の子祭りには、えらく拍子抜けしたものです。

3日に、うちの周りでも亥の子祭りをやってたなと思ったら、今日もやってました。しかも今日はちゃんと鬼役(小学高学年男子)と神主さんまで、登場です。
しかも二台も出てます。

せっかくなので、千円ぽっきり包んで表に出ました。
神主さんがお祓いをしてくださいました。

街の亥の子は、商売繁盛を祈るお祭りというお話も聞きしました。
私には、ハロウィンの大騒ぎより、亥の子の方がしっくり来るのです。

第1号ルームシューズ

Facebookにて友人が、私にとっての耳寄り情報をあげてくれてたので、これはと思いコメントしたら、少しあってこんな返信をくださった。

寒くなったので今年もほりちゃんのルームシューズの出番です。

ちょっと息を飲んでしまった。
これは、私が作ったルームシューズ第1号だ。

「うちのスタッフ〇〇ちゃんが買ったよ」と、長野のセレクトショップ「ノーノ分室」の小林さんが話してくれたことを思い出した。
彼女は、当時ノーノ分室の前身「ノーノ」のスタッフで、今は旦那様と広島は福山で、「パンジュ」という串揚げとワインバーのお店をされている。
元々広島出身の彼女と長野で出会ったのだ。

このルームシューズのすぐ後に、小林さんと倉林さんのを作ったんだ。
2001年か2002年のこと。

当時、編み物が仕事になりかけの頃で、作ってはアタリもハズレもノーノに送っており、
そうしてる中で、私が作っていたセルブーミトンのようにつま先がトンガリのルームシューズ、作れないかなぁ?とお題を頂いたのだ。
オランダの木靴のような。

自分が考えた立体的なニット小物、第1号と言えるだろう。
それまでは、模倣に過ぎなかった。

この時のルームシューズがこれで、履き口も浅めだった。

後に改良を重ね、今のルームシューズにたどり着いている。

中敷がブラウンウオッチのネル生地で、とても気に入っており、あっという間に使い切ってしまった。
その中敷は、部分的に擦れ切れが出てるけど、当て布をして「縫い縫い」されてるとのこと。

中敷はどうしても傷んでしまうのだ。

だけどこのニット地の状態には、驚いた。シェットランドヤーン様々だ。
このパンのようなボタンもとても好きだったのだ。

もし手に負えないお直しが出たら、いつでも直します。^ ^

この木靴型のルームシューズ、また作らなくちゃだ。
この感じ、また作れるだろうか。

きらきらご飯

玄米に黒豆と小豆を入れて炊くご飯が、この頃のお気に入りで、
黒米なども加えてモチモチで食べでみたいと思っていたら、
長野の友人より、古代米の袋が届く。
私のいつもご飯が、きらきらしてるよ♪

旅立つ人へ

先日のルームシューズ、お渡ししました。

ぴったりで、安心しました。
なぜなら、

28cmのルームシューズだったからです。

メンズの25cm26cmは、よく作りましたが、28cmは初めてでした。
この嬉しさは、何ものにも代えがたく、これ以上の言葉は綴れません。

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