HOLY'S BLOG

原毛色のVネックプルオーバー

またまた現像シリーズ、原毛色のVネックプルオーバーです。

同世代の女性からのオーダーでした。
着回しにも合わせやすい原毛色で、柄は任せて頂きました。
試し編みを作って、濃いの?薄いの?とお見せしました。どっちが好き?


本に関わるお仕事をなさってる方なので、話は尽きない。

全体は細めにし、丈を少し長め、Vネックを少し深めにと、
カジュアルながら女性らしく、リラックスして着られるように。
仕事着としても落ち着いた感じに、と彼女の生活に馴染むと嬉しい。

太めのパンツにヒール靴とか、ボタンダウンにGパン、ブラウスにプリーツスカートも。
表情を変えて合わせられるかと想像が膨らむ。

今、改めて写真を見ると、袖口と裾に変わり二目ゴム編みしてます。

前の携帯の中には、彼女に着てもらった写真を残している。

原毛色特有の、柔らかくしなやかなプルオーバーに仕上がった。

原毛色については、いつも作品の写真を撮ってくださっているslideさんが、ブログにて、とてもわかりやすく説明してくださってます。

桜満開の山

HOLY’Sオーダー会、キャンペーン中です。(笑)

制作は大真面目です。こちらっ。

高野町のお客様より、緑のセーターから2年後、カーディガンのオーダーを頂いた。
4月の頃、高野町の山々の桜満開なピンク色カーディガンを、とのこと。

パターンはすぐに決まった。
胸までは、リスのベストに使った木のパターンを配置、胸の切り替えに八芳星。
可愛過ぎず大人の女性が着る桜満開のカーディガン。

イメージはすぐに決まったのだけど、配色では、正直時間がかかった。

ピンクをベースにしてそれより淡い配色にすると、ベイビー服のようなファンシーでラブリーに寄ってしまう。

いろいろ試して、ピンクをペールピンクではなく、霜降りのピンク(Dog Roseという色)にしてみたら、道が開けたように配色が決まっていった。
落ち着いて、すがすがしくさえなったことを覚えている。

ボタンは、白の貝ボタンで写真ではわかりにくいけれど、控えめに花びらの形に刻まれている。
ちょうど、自分のボタンストックの中に、このカーディガンのためにと取っておいてたように。

仕上がってお送りしたら、喜んで頂けて、自分ととても嬉しく小躍りしたのだった。

このカーディガンに取り組んでいる最中、街でマリメッコの生地を見かけた。
比べるのは大変おこがましいのだけど、
つくづく自分は、日本人で、霞がかった風景を見続けてることを自覚した。

ある鏡開きの日

こんな写真も出てきた。

3年前か、鏡開きと編み物クラブが重なり、うちの鏡開きに付き合ってもらって、みんなでぜんざいを食べた日のことだ。

偶然、居合わせた友人と友人が、HOLY’Sのベストを着ている。

こんな風にひとりひとりの日常の一着になれたらと、心から思う。

二人してデニムシャツと重ねてるところも、たまらない。

ヘチマカラーのカーディガン

またしても前に撮った写真、旧式デジカメ(薄いカードの)現像シリーズです。

原毛色での、この柄この配色で、ヘチマカラーのカーディガンのご注文を頂いた。
長野でのこと。
オーダー頂いた女性は、シェットランドヤーンで編まれたセーターをすでにお持ちで、その暖かさをご存知でした。

このパターンでは、これより前に3着作っている。
前開きベスト2着と、大判のショールだ。
http://holys-knitting.com/works.html
(2010年の『巻物展』を見て頂けたらと思います。)

試し編みを作っていた時は、自分のカーディガンとして考えていた。
展示会の折、幾つかの試し編みの見本として置いていた中で、別々の友人がこれを気に入ってくれて、オーダー頂いた。
お二人とも、お揃いのように前開きベストだった。
お一人は水牛角のボタン、もうお一人は今は製造していない木のボタン。
ボタンが変わるだけで、水牛角ボタンは大人っぽく、木のボタンは可愛らしく仕上がった。

さて、問題はヘチマカラーだ。
ニットでのヘチマカラーは、幅広のゴム編みで、折の部分はゴム編みの長所を生かして襟の仕様となる。
しかし、シェットランドヤーンで編むフェアアイルでは、その薄さと裏と表があるために、ただその形に編むだけでは事足りない。
このことは、フェアアイルの大先輩佐藤ちひろさんから学んだ。

薄い台形の台襟を編み、折れる襟は裏表を逆にして丸いカーブを作りながら編んだ。
ここは、洋裁の仕事をしていた母からだ。

この試し編みは未完であり、本番では、幅広の柄に濃淡を作っている。

自分のカーディガンは、まだ出来ていない。

ある朝のこと

おかげ様で、最近会ったそれぞれの友人から、前倒しでオーダーを頂いて、嬉しい限りだ。

2年前に京都に転勤となった友人が、里帰りの際、うちに寄ってくれた。フットウォーマーを注文したいと言う。

もちろん喜んでと、フットウォーマーの編み込みパターンと毛糸を選んでもらった。

京都の冬は噂通り、底冷えがして寒いという。
仕事中、足元が寒くて敵わないと、昨年の冬に、私の手元にレッグウォーマーのストックはないかと連絡をもらっていた。
あいにくその時、ストックはなく、残念ながらと返事をしたのだ。

会社の中で上の立場にもなり、居残りのデスクワークも増えているだろう。夜のペチペチと音のするあの床は、それはひんやり凍える冷たさだ。

今回ちょうど、こちらに帰るタイミングとオーダー会のお知らせが重なり、次の冬に備えたいと言う。

予定と予定の合間にうちに寄ってくれ、限られた時間の中で確実に自分の色を見つけ、次の約束へと向かった友人。

次の朝は早くから、出掛けなければならなかった。なのにふと、昨日のことを思い返し、涙が止まらなくなってしまった。
準備の手が進まない。
なんだよ、出かけられないじゃないか。
季節を超えて、覚えてくれていたことが嬉しくて堪らない。
こう書いている端から、また鼻の奥がツーンとしている。

今年の夏は、この友人を始め、また別の友人、友達のを、ひとつずつ編もう。どれもどの人へも、とっておきのお似合いになるように。
夏のイベントなんて、何にもいらない。

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