HOLY'S BLOG

遠くの友人へ

こんばんは。
赤い粉を入れたら、辛くなく赤くなるのね。
パプリカなら、少し甘いから、おいしさに深みも増すんだろうなぁ。
トマト缶もないのに、なんで作ろうとしたのか、自分でもわかりません。(笑)
学祭っていうと、すっかりHちゃんもお姉さんですね。
そんなに時間は経ってるんですね。

日記は、たまらず書いています。
子供の頃から、書くことで、
そんなことは、時々重なった休み時間に好きな本の話をしたYさんなら、よくわかってくれてますね。
空に紙飛行機を飛ばしてる感じです。
風を捕らえる方ではなく、腕がただ空を切って肩やっちゃう方の。
そうですか。
こちらこそありがとうです。
今も、本に関わる人との縁が何かしらあって、どうしようもない時、手を繋いでいたい気持ちになります。

外で編む


うちを出て外で編んでいると、通りがかりの自転車が止まり、おじさんが、
「ええのができよるね。お父さんの?」
「仕事です」
「ええ仕事じゃね。女性らしい」
一応、「ありがとうございます」と答えた。
正直に仕事だと言う必要もなかった。お父さんのにしとけばよかったか。
「女性らしい」は、いらない。
午前中の用事から帰り、母に当たってしまい、外に出た。
ベンチがあるところは限れる。
益子焼きの皆川マスさんのことを、また考えている。

ミンチの行方

母がミンチを買ってきていた。 大豆の煮たのがある。
チリビーンズを作りたくなった。
チリビーンズを作っても良いかと聞くと、それが何かわからないけど、良いという。
ミンチを買ってきた母に、献立プランはなかったのか。


色の薄いチリビーンズが出来た。
本当のレシピに、何が入るのかよく知らない。あんなに赤いのは。
コロッケが食べたい。
ミンチを買った。
一人暮らしではコロッケを作ろうなんて思いもしなかった。
母よ。一緒に暮らしてくれてありがとう。
じゃがいものマッシュを朝のうちにしておけば、ハードルは随分下がる。
編み物クラブを終えて、いざコロッケを作ろうとしたら、パン粉がないことに気づいた。
母が封を開けて随分保管してたのを、処分したのだった。
仕方ない、ハンバーグにしよう。マッシュポテトは付け合わせだ。
ハンバーグにもパン粉はいるんだった。繋ぎに。
繋ぎ繋ぎになんかないかと探したら、お麩があった。これを砕けば、成分は一緒だ。
ハンバーグは出来た。
標高の高いのが。
コロッケはどこかへ行った。
改めて母に、最初のミンチの時に、本当にプランはなかったのかと聞くと、「ミンチを買ったのだからハンバーグが当然」と答えた。

編み物クラブにて、旦那様のセーター

昨日の編み物クラブにて。
完成した旦那様のセーターと。
色合わせからご自分で、方眼用紙に丸をつけるところから始められました。
濃紺と、グレーから生成りへの光を感じさせるグラデーション。
片袖をほぼ編まれ、もう片袖を編まれてるところで、袖付けや襟の目の拾い方の間違いに気づかれ、
私が躊躇してると、ご自分で決めてすっかり解き編み直されました。
なかなかできません。
それはもう、頭が下がります。
この一着で、フェアアイルの技法や何を気を付けなくちゃならないか、たくさん身に付けられたと思います。
ヘチマ襟では、変則的な引き返し編みを、二目ゴム編みをしながらの大健闘です。
理解し納得の行くまで、ここでも編み直しされました。

「今日は見返しの始末と、ボタン付けです」と、指抜きを新調して来られました。
針仕事に指抜きの使い方を身に付けておくと、助かります。

ボタン付けが終わったところで、着てみてくださいました。
体の大きな旦那様なので、「大丈夫か?」と、自分の製図を危ぶみました。
クラブのKさんが、「ほら、男の人は肩の位置も違うし、厚みで上がるから」
と助け船を出してくれ、そうだそうだと安堵しました。
「軽ーーい」この大きさでも軽いんです。
そしてあったかい、シェットランドヤーン。
仕上げ洗いをされたら、さらに見違わりますよ。
この大きさで、編まれましたからね。
もう何も怖くない。
どんなものでも編めますよ。

日曜の朝、雨

昨日の編み物クラブでのやり取りを思い出していた。
お一人がカーディガンの前立てに取り組む彼女に、確か「お正月には、着られますね」と言われた。
他の仕事を見越しても、きっと仕上がるだろうと。
彼女は「何もなく順調にいけば。何があるかわからない」と笑いながら答えられた。
いくら経験を重ねていても、何をやらかすか自分でも予想できない。
失敗したら、編み直す覚悟は決まっている。
なんの仕事でもきっとそうなんだ。
うっかりできない。
キリキリしてると、良い仕事にはならない。
平常心で。
ギュウギュウはダメだ。
鼻歌くらい歌わなくちゃ。
息抜きのタイミングについては、今のところ、まだわからない。
20代の終わり、編み物が仕事になるのかならないのかの頃に、病院で編み物クラブをやっていた。
病院に通う方、入院中の方、誰でもいらしてください。
毎週金曜午後2時
会費 200円
長くご一緒したおばあさんが、「自分だけには負けたくない」とよく言われていた。
何も取り立てた特技も見てくれもなく、誰にも勝てないけれど、自分にだけは負けたくないと、何度も編み直されていた。
わかりにくく間違え易ければ、自分で編み図を工夫して、必ず最後まで全うする。
大阪大空襲を幼子二人をおんぶし手を引いて、火の海から逃げ生きたと聞いている。
あの日々は、今の私を作ってくれてるんだ。

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