HOLY'S BLOG

Now on knit

メンズのアランセーターを編んでいます。
以下は、私の覚え書きです。

縄編みで気をつけることは、
目の重なりをどうしたらより立体的になるか、
上に重なる方の目を、多く盛っておくこと。
アランセーターなら、全体の見取り図と、使用するすべてのパターンを並べた完璧な編み図を書いておくこと。
(いつかの自分を必ず助けてくれます。)
それぞれの柄同士の、最小公倍数を計算しておくこと。
数の関係性をしっかり頭に叩き込むと、大きなものを編む時の間違いが、防げます。
これは、私が何度も失敗し編み直したので、わかったことです。

誰か一人のためにデザインしたセーターが、また違う誰かのセーターになります。
同じ柄を編むとしても、飽きることはないようです。
どうやったらよりきれいに、より早く編めるかを、考えているからかもしれません。
早く編むのというのは、どうやったら手数が減るかということです。

同じ柄でもセーターか、カーディガンかで、柄の入り方は変わりますね。
前回はラグラン袖の前開き丸襟カーディガンでした。
女性と男性では、襟の好みも違います。
今回はセーターで、肩からの袖付けになります。肩の厚みのある方なので。
襟元から袖先に向かって、柄の構成をどうするか、考えながら身頃を編んでいます。

『人生フルーツ』を観て

映画『人生フルーツ』をご一緒する約束は、急遽早まり、仕事より大事なことがあるのだと、いそいそと行ってきました。

デート。
先日お届けしたカーディガンを、着て来て下さいました。

本当は二人きりじゃなく、彼女は近所のお友達を、私は母を誘いました。
急な集合にも関わらず、85、82、76、44、の年齢の4人が顔を揃え、『人生フルーツ』を観る。
絶好の機会としか思えません。
『人生フルーツ』公式サイト
観終わった後、隣の彼女がすぐさま、
「長く生きるほど、人生はより美しくなる。」
と、ナレーションのワンフレーズを暗唱されたのには、私は目を丸くしました。
これだから、彼女はお元気なんだと。
今の自分は、情報ツールに頼るばかりで、さっと覚えることが少なくなってることを自覚します。
映画館を出て、ちょっとお茶でもと、
「甘味処とカフェ、どっちが良いですか?お抹茶と和菓子か、ケーキセットか?」
「ケーキが良いわ。」
カフェには階段がありました。
トイレも遠かったけど、全く構わないご様子で。
「朝、バナナヨーグルト食べようとしたの。
バナナを入れたはずなのに、食べても食べてもバナナはないの。
台所に戻ったらまな板の上にバナナの皮が乗っかって、中身はないの。
実の方をゴミにしちゃったのね。」
「そうやって、笑うでしょ。
70代の友達に話したら、笑うのね。
なおみちゃん(私のこと)に話しても、笑うでしょ。
80代の友達に話したら、笑わないのよ。
『よくあるよね~~』ってフツーの顔して頷くだけよ」

目の前で頷く、85才と82才のお二人。


たかこさん、みちこさん、またご一緒したいです。
私は私の人生を、歩いています。
お二人の歩いて来られた生き越しを、またどうぞ聞かせてください。

セイタカさんが亡くなった

佐藤さとるさんのことだ。
『コロポックル物語』の有川浩さんへのバトンタッチは、素晴らしい幕引き。
この大人は信頼できると思っていた人が、この頃、次々と亡くなっていく。
私の毎日は、今もワクワクしているけれど、こればかりは、自分が大人になり過ぎたと感じます。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170217-00000006-jct-soci
子どもの頃、自分の周りにも必ずいるはずと、見えない友達を信じていたことは、誰にも話せませんでした。

トナカイカーディガン、私も着てみました

昨日お渡ししたカーディガン、オーダー主様のご承諾を得て、私も着てみました。
とても好きな色合いでしたので、着てみたかったのです。
友達に写真を撮ってもらいました。
夕方、日が暮れる時間でした。





ミソサザイ色のトナカイカーディガン

このカーディガンの地色「Wren」とは、北半球の針葉樹林に住むスズメ科の小鳥「ミソサザイ」だそうです。
丈を少し長めに、裾にトナカイを走らせるのは、オーダー主様のリクエストです。





昨日、お届けに行って来ました。

「私、90(才)まで(生きる)の予定が、100に伸びたから、一生着るわ」


「軽くてあったかいわ」
お若く見えると思いますが、82才でいらっしゃいです。
(ご本人が隠さずに言われてるので)
人生フルーツ』を一緒に観に行きます。

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