HOLY'S BLOG

赤い赤いベスト

ベストのお直しが届いた。
襟ぐりの糸切れが3箇所と、よく使う第4ボタンホールにも。
お直しは、見た時にとにかく手を付けないと本気になれないことは、よくわかっている。
集中しないとできなくて、間を置くと今度は伸び伸びになると、散々反省してきた。
シェットランドヤーンは、ほとんどの色が定番なので、直す糸はすぐに見つかった。

きれいに着てもらっている。

直した後。





小さな傷を早く見つけてもらえてありがたいのは、こんな風にすぐに直せるからだ。
神奈川に住む彼女からの手紙を読んでみると、「昨日このベストを着て、自転車で5分の市民ホールでの矢野顕子のライブに行って来た」とのこと。
「私の嬉しい気持ち、彼女のゆらゆらとした風が染み込んでいるかもしれません」
ピアニストは歌うようにピアノに指が届く。
あっこさんは息をするように歌を歌う。
私もそんな風に編めたらいいけど、まだまだ自分で書いた製図と首っ引きだ。
このベストを制作したノートを手繰ってみると、2002年2月15日から編み始め、2月24日で仕上げている。
製図やパターンを決めて、実質作業を10日間で終えている。
編むスピードが面白くて、まだ何もわかってない速さだ。
どんな編み目が美しく、編み地として身に着けて心地良いのか。
袖ぐりは?留めは?
あの頃、注文をくれた方々には感謝申し上げたい。
注文が途切れず、今に続いている。
ベストを製作した当時、授乳中だった彼女も、今では手強い二人のお嬢さんのお母さんだ。

取材

マリーナホップで使えるクーポン付き!の『A Letra』に、編み物クラブ取り上げて頂きました~♪
かわいらしいお嬢さん方が取材に来てくださいました^^

撮影するための毛糸を選ばれてる姿が、かわいかったなぁ。
緑がお好きなんですって。
この毛糸にはいろんな緑があるんだよーーってね。
体験の彼女は、冬号掲載のために、まだ温かな10月に、厚めのセーターとマフラーで。
編み物初体験、お疲れ様でしたー☆

まだ名前のないセーター

随分長い間、保留にしてたセーター、仕上げました。

この基本のデザインから、襟の高さ、袖の窄まり具合、着丈、裾のゴム編みの長さ、スリット入りでも、アレンジできます。
色は、ボーダーや切り替えでもお好みで。
その雛形となるセーターです。




前後ろなく着られるので、肘などの傷みも少なく、
擦り切れても全て筒に編んでるので、新しく編み替えができます。
袖口、裾がほつれても然り。
シェットランドヤーンは、ほぼ全ての色が定番として作り続けられています。
なので、何年経っても同じ色で編み変えができます。

首から肩、袖へと続きで編んでるので、腕の動きが妨げられません。
このセーターは、シェットランドヤーンの原毛色Moorit(ライトベージュ)と、Sholmit(ライトグレー)の杢糸で編みました。
染めの入ってない糸は、より柔らかです。

綴じ目なく編んであるのは、胴回りも動きやすく、体に沿ってセーターも動きます。
脇下にマチが入ってるので、袖が細めでも余裕があり、
そして何よりシェットランドヤーンは軽くてしなやか、暖かい。
日々の仕事着として。
例えば英国東海岸で、奥さんの編んだガンジーセーターをコットンのつなぎの下に着る漁師さんのように。
長く着続られて、変わっていくセーターを提案したかったのです。
いつかこのセーターばかりのオーダー会ができたらと。

打ち合わせの後

カーディガンの仕上がり後、オーダー頂いてる方との打ち合わせが続いた。
先日の打ち合わせでは、出来たばかりのカーディガンを見て頂いたら、当初フェアアイルのベストの予定が、アランカーディガンに変更となった。
仕事の場面でも使えるカーディガンをお作りすることになり、
毛糸の色も最初は合わせやすい色で、だったのが、
話してるうちに、より優しく見える明るめの色となった。

先日はまた別の方との打ち合わせで、某ホテルのロビーに赴いた。
80歳のお医者さまは、先月お渡ししたベストを、その日から毎日来てくださってるそう。
お腹の辺りの編み地が少し手羽立っている。
(良いモケモケですね)
白衣の下にも、毎日着てくださってるそうだ。
手先が動きにくくなって、前開きのベストを、毎日そのまま被って脱ぎ着されてるとのこと。
その毛羽立ちは、ひと冬、ふた冬越え、季節が変わる頃、洗濯されたら、表面はさらに落ち着き、織物のように平らになる。
その頃には、その人の体により沿った形になってることと。
脇を継いでないのが、その訳だ。
自分は人と話をすると、大抵別れた後、「一人反省会」が胸の中で始まる。
相手の言われたことを思い出し、ろくな返事が出来なかった自分を、またいつも不甲斐なく思うのだけど、
反芻する相手の言葉の中で、後から輝き始める響きがあると、作ってる間、その輝きは増してくる。
自分の仕事はこんな風に、とても個人的に進み、ほんの一部の人としか関わることはない。
こんなので社会人として大丈夫かと思うが、それが与えられた環境ならば、その中で精一杯やるだけだ。

水曜編み物クラブにて

一昨日の水曜編み物クラブです。
みなさん編まれてます~。
初めて針を持ち編み物を始めて数ヶ月の彼女が、お父さんのお誕生日に帽子を自分一人で編まれたそうです。
ゴム編みがうまくいかなくて、解いちゃったとのこと。
縄編みが入ってたのです。
家族も仕事もあって、やってみたかったことを、一人でコツコツと。
途中までの写真、感じよかったもの。
もう一度やってみましょう。
必ずできますよぅ。
遅れたお誕生日プレゼントも、お父さんきっとうれしいんじゃないかなぁ。
そうですね、編み物クラブの方々、みなさん良い方ばかりですよね。
私もそう思います。いつも励まされています。

最初は、生活のために始めた編み物クラブが、伝えることで自分がたくさんのことを学び得ていると、今はよくわかります。
ああそうか、私には学びが必要だから、クラブがあるのか。

そして自分の制作は、次の小鳥ちゃんのカーディガン。
新しいパターンを考えているところです。

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