HOLY'S BLOG

あの紙コップで

今朝はチャイを飲んでいる。
昨日は、母と墓参りツアーに一日を費やした。
途中、広島駅で飲んだカフェオレの熱々がえらくおいして、あの紙コップを持ち帰った。
あの蓋の付くヤツだ。

口の中の天井をまたふやかして、満足している。

昨日は、呉の父方、母方のお墓に電車で乗り継ぎ、最後に父の墓まで、また乗り継いだ。
それぞれ駅から20分位歩く。
白い顔の黒い犬には行きも帰りも会えなかった。
とにかく私が働きたいのだが、草むしりにおいては私は鈍く、母の両手の方がせっせと動く。
母とこうして全行程を電車と徒歩で、行けることがありがたい。
誰に頼ることなく、多少私が荷物を多く持つだけ。
母が前日に、スーパーで纏めて花を買っておいてくれる。
それでも3箇所に寄り分け、墓に生けられた花はささやかで、いかにもつましい家族がお印に、という印象は誰が見ても拭えないだろう。


駅から見た海。


白木山の麓。
父の墓への道すがら、鞠のようなこの枝に咲く花はなんだろう。

最後は実家に帰り、野菜炒めがたっぷりのった。即席麺を頂き、残り物の煮物を食べ、母の髪を切り、
バスに乗り部屋に帰り、湯船に浸かり、
沈み込むように眠った。
今朝は明け方に、一度目が覚めたが、二度寝してしまった。早起きしたかったのに。
二度寝で夢を見た。
何人かの友達と一緒にホテルで働いていた。
目覚めた後も鮮明に覚えているが、夢の話なんて、出演者にだって話されてもねぇ。
忘備録

母から渡された棒針。
棒針さんがケガでもされましたか。
「尚(私のこと)の針じゃ思うて」
いつの間にか私の針を持ち帰ったらしく、目印を付けておいたとのこと。
もっと簡単に目印なら付けられただろうに。
外せないままに机の上をあちこちさせている。

ふたつのセータの行方


ロイヤルブルーのアランセーターは、ここまで編みました。
メンズセーターの壁、「編んでも編んでも終わらない」焦りも、とうに過ぎました。

作りたい襟の形への道程も、定まりました。
これから先、袖を編みつける計算の数の合致に、鳥肌が立ちました。
編み図を作っていると、時折、自分でも驚くような数字の並びが現れます。
もう迷いません。
手を置いて考える時間は、終わりました。


母とのシンプルな作業用セーターは、ここまできたので、すっかり引き取り、
母から、「ほっとした」と言われてしまいました。
編み図を作れば任せられるなんて、甘い考えで、
あっちからこっちからと編んだので、毛糸玉は絡まったままです。
なるべく、目の増減作業を減らし、
且つ立体的で動きやすく、ずっと着続けられるセーターにするための私の中の計画があります。
着続けられるセーターとは、イギリスの漁師の奧さんやお母さんが、旦那様や息子のために編んだセーターのように、
傷んだ箇所を編み直し編み直し、着るその人の身体の形となるのです。
全体が朽ちるまで着続けられる作り方があり、土に埋めれば、土に還ります。

この仕事が始めたばかりの頃、ファッション誌の記事で『Paul Harndenの、自然素材しか使わない靴作りのことを、知りました。
恐れ多くも、自分の目指す物作りはここにあると、
素材選びについて、自分は当時、商品を置いて頂いてた洋服店の提案にも、頑固に譲らなかったのは、このためでした。

このセーターが日々の仕事着として、みんなに編んでもらえるよう仕上げていきます。
しばらくは青いアランに集中します。

今日の編み物クラブ


編み物クラブの冬使用も、そろそろ終わりかと準備をしていたら、
今日は、また寒くなりました。

とにかくみんな、それぞれの物を淡々と。
今日はここまで、
次回までにはここまでと、
確実に仕事を進めていきます。

それにしても、美人率がえらく高いぞ。
ドキドキしちゃうじゃないか。

おやつは、バナナケーキでした。
なんてったってピンカートンズ・スークのレシピです。
紅茶は、スーク奥さんオススメのニルギリ。
昨日は、チャムラジの方。
香り高く大人の味の方ですぜ。
ケーキの上に並ぶはずだったバナナのスライスは、焼き上がると姿を消し、
満遍なく散らかしたはずの胡桃は、真ん中に仲良く集まってました。
クラブが始まる前に、クラブの方からこっそりレモンと胡桃を頂きました。
私は、柑橘が好きで、使えるものは余さず使います。
ちょうど、バナナケーキにレモンと胡桃を使ったところでした。
レモンは、前回彼女に頂いたもの。
そんなこんなのシンクロニシティに、ほくそ笑まずにはいられません。
これで、よつ葉のバターが(抽選に応募してます)届いたら、
心置きなくまたバナナケーキが作れるますよ。
今度は、バナナの顔が並んだのを。
待ってるよ、よつ葉バター。

ある日の仕事

先日、母のセーター仕事が進み、袖を編んだとのこと。
袖口は、長めのゴム編みにすると決めています。
袖を約束の長さ30cm、編んだそうです。
確かに30cmありました。
当初の計算では、90段で30cmのはずです。
母に、段数を数えたかと聞くと、
「数えてない」と言います。
片方の袖の段数を数えてみると、100段ありました。
円周が小さくなると手がキツくなり、目が詰んでしまってるようです。
これは妥協しないと前に進めません。
左右の袖で段数を合わせたかを聞くと、
それも「わからない」と言われてしまいました。
私の愚問です。
そもそも段数を数えてないのですから。
もう片っぽうを数えたら103段でした。非常に気持ち悪いですが、103段の方をすでに母がゴム編みで進めています。
洋裁の考え方だと、気持ちは悪くないのでしょうか?
今回ばかりは103段に合わせるしかありません。
仕方ない。
「私がこっちから編むよ」

母が着ているのは、自分で編んだVネックのセーターですが、手がキツくなり、計算より身頃が細めに、仕上がりました。
形だけは、映画『炎のランナー』の揃いの白いVネックセーターの様で、
少しだけ羨ましいような気がしています。

編み物クラブより

編み物クラブも、年度末を迎えているようです。
それぞれの方の環境に変化あり、
今、少し空きがあります。
「作りたいものを作る」
少人数制の編み物クラブです。
緩いクラブと見せかけて、実はそうでもないかもしれません。(笑)

クラブの日は、
毎月、第一日曜、
第一・三水曜、第二・四土曜、
午後1時~4時
*部屋の広さに限りがありますので、事前にご予約ください。
HOLY’S CONTACT

ご希望の方には、編み物クラブ仔細のリーフレットを郵送しますので、ご住所をお知らせください。
作りたいものを作る方は、受講料2500円。(材料費など各自)
編み物の基礎が詰まってる初級ワークショップは、材料費・テキスト込みで、3600円。
(指人形のクマかうさぎ、もしくは珈琲豆コースターが、きっと一回のクラブでできるはずです)

腕に覚えありの方は、クマ、うさぎに限りません。

珈琲豆コースター
そうは言いつつも、人数の少なさは、新しい空気を生むこともしばしばで、今は今で大切な気もしています。

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