白い顔の黒い犬に
昨日は、母と墓参りに行って来ました。
いつものように電車を乗り継ぎ、歩いて墓所まで行き帰りのツアーです。
墓所の井戸が新しいポンプになっており、
物心ついてから初めてのことです。
そういえばこのところ、誘い水をしないと水を組み上げられなくなっていました。
誘い水というのは、ポンプの上下するてっぺんから貯めてある水を注ぎ入れ、水を汲み上げやすくするです。
尋ねたおじさんに教えてもらい、
私もこの井戸のおかげで、出ない井戸水の出し方を学びました。
道すがらに会える白い顔の黒い犬が、今日は鎖に繋がれておらず、ふらふらと近寄って来てくれました。
私に用がないと分かったら、うんともすんとも言わないまま、自分の家に帰って行きました。
仲良くなれなくて残念。
そしてまた海側が終わり山へ。
バス停横の街路樹の周りに、花が咲いていました。
この草の花が大好きで、毎年見入っているような気がします。
この花をイメージしたパターンも作りました。
調べてみました。
マメ科 ウマゴヤシ属 コメツブウマゴヤシ
コメツブウマゴヤシ 米粒馬肥やし。
ヨーロッパ原産の一年草で、春に黄色い花を咲かせます。
ウマゴヤシを小さくしたような植物です。本種は花は小さいものの一箇所に十数輪程度の花をつけ、茎や葉は毛が生えているため全体に白っぽく見えます。
また、他に植物が生えていないと茎が大きく伸びて葉と葉が付く間隔が伸びるようです。
実はウマゴヤシと同じように巻きますが、一箇所に多数付きます。
また、他の類似した植物にコメツブツメクサがありますが、本種の方が開花時期は遅いようです。
学名 : Medicago lupulina
コメツブウマゴヤシ
春 小さな黄色い花
初夏 茶 実は巻き一箇所に10個以上付くことが多い
邪魔者がいないと節が大きく伸びる 葉っぱはまばら
この花が咲き終わり、次の草花が覆い、生え替わると、初夏の始まると覚えています。
リスのセーターへ、渡り糸のこと
Now on knit
直し仕事のチョッキの次は、リスのセーターです。
頭の中には、北原白秋作詞 成田為三作曲
「りすりす子栗鼠」が流れています。
しばらくは木々ばかり、森のパターンを編みます。
子栗鼠の登場は、まだまだ先です。
「りすりす子栗鼠」は、こちらから聴けます♪
縄編み模様のアランを編んでいたので、フェアアイルは久しぶり。
今日一日編んで、手が戻ってきました。
今回は、裏の渡り糸を細かく交差させたいので、ニッティング・ベルトを使う棒針ではなく、輪針で編んでいきます。
針先を操作する必要があるのです。
編み込み模様で、2色以上使う場合、裏に渡る糸が5目以上だと、必ず表に編む目の間で交差させます。
たとえば、4目まではそのまま渡しますが、5目だと3目、2目の間で糸を交差。
こうして渡り糸が途中で止まっていれば、指やボタンが引っかかりにくくなります。
(お子さんだと、小さな指は渡り糸に引っかかりやすいでしょう。)
何より長すぎる渡り糸は、体によく当たります。
着続けているうちに、擦り切れていくのが早いようです。
先日ベスト直しをした際、自分の12年前の仕事で確認しました。
長い渡り糸をそのまま編んだところ、特に脇や肩に擦り切れを見つけました。
直しでは、同色の毛糸をメリヤス刺繍の要領で足していくのですが、
長くなる渡り糸は、地色の編み目の背山に通しながら刺していきました。
私自身この頃、早く編むことに夢中だったのです。
渡り糸を交差させながら編むのは、ひと手間です。
でもそれをしないと、今回の私のように、自分で編んだ物をたくさん直すことになるのです。(笑)
渡り糸を交差しながらでは、決して早くは編めません。
一目一目、右手の針をしっかり動かし、一定のスピードで編んでいくと、糸の均等なピッチを保つことができます。
大切な方へ編むのなら尚更、手を掛けておくと、長く長く着られるでしょう。
写真展「silent histries/沈黙ノ歴史」
写真展に行ってきました。
大阪大空襲の被害を受けた、声無き小さな方々のを撮られた写真展です。
どの街にも、私たちが親しく思う「すずさん」がいることを、感じられる写真展だと思いました。
29日(土)は、15時からのトークイベント。
※「すずさん」
こうの史代さん原作の映画『この世界の片隅に』ですね。補足まで。
小原一真写真展「silent histories/沈黙の歴史」