アイビー色のアラン手袋
アラン模様の手袋を作りました。
色と縁取りの色は、オーダー主である友達のリクエストです。
どんな模様にするかは、任せてもらいました。
制作途中。
友達が選んだ色は、アイビーにエメラルドです。
私が選んだアラン模様は、洋書のパターン本の中から、樹木の大きなうねりの様で、チョココルネと、オレンジピールの入った編みパンにも見える模様を、第一印象で選びました。
友達のオーダーで、新しい手袋が出来ました。
今回は、サイズを今までより、少しゆったりめにしてみました。
程よいゆとりが温かさとなるかと、編み地の痛みが少なくなるかもと思ったからです。
さてどうかしら。
使い心地と、どんな経過となるか、これからじっくり教えてもらうつもりです。
手の甲には、毛糸がたっぷり交差してるので、とても温かな手袋になりました。
さざなみの森へ
17日の土曜日、八本松のこども園「さざなみの森」の『kitta exhibion』にて同時開催された12月市に急遽、参加させて頂きました。
当初は、ただ、さざなみの森に行きたくて、そしてあの空間で編んだら、どんな気持ちがするだろうと、考えていました。
この日には、沖縄で作られている草木染めの『kitta』さんの服が見られるとのこと。とても楽しみにしていました。
色が本当にきれいなんです。
さざなみの森 「kittta exhibition』
そして、「小さな物を忍ばせては?』のご提案から、一緒に行ってくれる友達があって、ちょっとしたお店屋さんになりました。
初めて私の作った物を見てくださる方に、たくさんお会いできました。
子供達が、ひつじの乗ったトラックに、まっすぐ向かって来てくれたり、小さなミトンを上手に自分の手に嵌める様子に、胸がドキドキしました。
これから作りたい物が思い浮かんできて、頭の中には、もう山程あります。
時間がかかるので、お待たせしているけれど、
ひとつひとつ形にして、またみんなに見てもらえますように。
さざなみの森にて、おみやげ。
ティーコゼ
数年前にその方が、私の個展で買ってくださったティーコゼと、
「同じ物を」とのオーダーをお受けしていました。
その方は、お菓子の先生です。
ティーコゼをご自分が使われ、いつまでも中のお茶が熱々とのこと、気に入ってくださっていました。
なので、お友達にも同じ物をプレゼントしたいとのことでした。
ティーコゼの内側には、しっかりめの綿生地が内袋となり、裾にゴムが通してあるので、セットでお作りしているマットの上に、このティーコゼを使ってもらえると、どこからも熱が逃げないようにと。
4人分用の大きめのティーポットが、すっぽりと収まります。
ティーマットをくるりと囲むストライプのパイピング生地が、ティーコゼの内袋にもなっています。
このパターンは、以前、椅子のカバーとしても使いました。(→works2011)
人が手を繋いでいるパターンは、スカンジナビアの伝統柄です。
赤い屋根の家と合わせたこのパターンをなんと呼ぶか、今もまだ考え中です。
軽いと感じたカーディガン
緑のフェアアイルカーディガンを編みまして、先日お渡ししました。
メンズLサイズです。
編み上がって持ち上げた時、こんなに大きなサイズなのに、シェットランド毛糸の軽さを、改めて感じました。
綺麗な緑のリクエストで、色合わせは任せて頂きました。
私の中の、この方へのイメージがこの色合いで、
初めてお会いした時より、打ち合わせでお話した時の印象です。
色合わせをしたら、アイビー、リーフ、青リンゴとレモン酒の黄緑、ライ麦、アイボリー、キンポウゲ、麦畑、そしてアイルランドの妖精の名の付いたレプレコンという毛糸を集めていました。
軽いと感じたのは、この色合いのせいかもしれません。
フェアアイルの伝統的なXOパターンは、生活に欠かせない馬車の車輪を表しています。
このボタンは小さくとも存在感があります。
どうぞ長く着てください。
綻びができたら、いつでも直しますので。