2020.06.18
ブックカバーチャレンジ3日目
【ブックカバーチャレンジ】3日目
ソーロー作『森の生活』
大学の学生寮での受付バイトの1年間、読書体験は格別だった。それを引き受けたのも、空いた時間は、本を読んでて良いという条件。
私が、受付で本を読んでいると、入れ替わり寮生さんがおすすめ本を差し出してくれた。
太宰治、谷崎潤一郎、シドニィ・シェルダン、村上龍、村上春樹、原田宗典、宮本輝、etc。
ソーローの『森の生活』は、その大学の購買部で、自分で購入。
読んでいると、背の高い4年生が「『ウォールデン(英語版タイトル)』あるよ。持ってくる?」と当然のように尋ねてくれる。
残念ながら、首をを大きく横に振った。
今となれば、貸してもらったらよかった。
内容については、今の生活に大きく影響を受けている。
実際、森の中で自給自足ができなくとも、誰かの労働を搾取することなく、自分の手で、街暮らしでできる自給自足があるのではないか、と模索している。
「小さく暮らす」をモットーとする。
この一冊で、引き出された学生寮バイトの記憶。その時の寮生会長、きやっちに次のバトンを渡したいと思う。