2020.06.20
ブックカバーチャレンジ4日め
【ブックカバーチャレンジ4日め】
ヘレーン・ハンフ編著『チャリング・クロス街84 番地』
古本屋への憧憬は、この本がきっかけかも知らない。
ニューヨークに住む言葉を生業とした女性がロンドンのチャリング・クロス街の古書店「マークス社」へ送る一通の本のリクエストから始まる20年に渡る古書の注文とそれに答える手紙のやり取り。
荷物に添えられる贈り物と、お礼文の気の利いたこと。
会ったことのない人への手紙の中で、お願いごとをしながら丁寧語を使い、冗談も挟み込む、かなり高度な仕業だと思う。
大人になったらそんな荒業ができるようになるのかと思ったものだけど。
今となってはできないままに、結構な年になってしまった。
この中にあげられる書物は、さっぱりわからないものばかり。
タイトルに惹かれて手に取った一冊。
憧れだけで、読んでしまえたのだろう。
ワクワクした感触だけは、手に取るたびに蘇る。
ブックチャレンジ4日目にして、3冊が手紙の形を取った小説。書簡集好き。
本と手紙のやり取りと言えば、岡本 容子さんに次のバトンを渡したい。
図書館司書で手紙好きの、彼女しか思い当たらない。
【ブックカバーチャレンジ ルール】
①7日間連続で、本について表紙画像をアップする。
②その都度ひとりのFacebookの友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする。