行く理由と行かない理由
3日前からいきなり晩秋になりましたね。
このところ外に出掛け、人に会う日が続きました。私にしては珍しいことです。
昨日、いつもの朝ウォーキングから帰りシャワーを浴びて、朝ルーティンを終える頃、鼻水がひっきりなしに出始めました。
夜から朝にあげた体温が一気に下がるように手足が冷え、番茶を飲んでもどうにもなりません。
昨日は結局、鼻水を出しながら、旅に必要なサプリメントの小分けや、リストの再確認をしていました。
「変換プラグ」なるものの正体がわからず、今回の旅のグループラインへ質問するも必要性はわかってもどれを買っていいやら不明のまま、随分長い時間、Amazonを見ていました。
結局、chat GPTに質問し注文。
ネパールはプラグの形が3種類もあり、いくらAmazonを見ても見つからないDやMがあるそうで、初海外の私にとって訳のわからなさに時間を費やしました。
ネパールでの初日は、マウントコーヒーさん主催のネパールコーヒーのイベントお手伝いをします。
なんでも手伝う兼、写真係なので、新しくSDカードも買ってみました。
半径2k圏内が、ほぼ生活の全てだった私にとって、今回の旅は大冒険です。
最初に旅の話を聞いた時、行きたい理由は、100ほど見つけたけれど、行かない理由も同じくらい見つけました。
じゃあなんで行くことにしたのか?
今年なら行ける、と思った時の、胸の奥が揺さぶられる感覚に抗えなかったのです。
子供の頃から体が弱く、アウトドアなどもってのほかでした。
この仕事についてからは、常に納期に追われ、食べていくのにやっとだったので、自分自身についてなど考えたこともなかったような気がします。
やっと自分のために時間を使う許可を自分自身に出せました。
今、パッキングをしながら「なんで行くって言っちゃったんだろ」と、直前になると約束を放棄したくなる持病が現れています。
この病は、協調性に欠けた人間がしばし陥ります。作家の燃え殻さんも、この特性をお持ちだそうで、ラジオでそのエピソードを聞いた時、心の底から膝を打ちました。
さて、それでも時間は刻々と近づきます。
今朝は、昨夜しっかりと暖かく眠ったおかげで、鼻水は止まりました。ウォーキングは、今日のみお休みにし、トロトロと身支度をはじめました。
今日のやることリストを確認し、朝ルーティンをこなし、熱々のチャイを飲んでいます。
ふと手に取った鈴木るみこさんのエッセイの一遍の言葉がすぅーっと胸の奥に染み渡りました。
鈴木さんが、お友達からもらったプレゼントについて書かれてありました。そのプレゼントからは、作る時間の「ずっとあなたを思っていましたよ」という声が聞こえる、とのこと。
私もそんなプレゼントをしてみたい。
私が作るセーターもそうであればいいなと思いました。
