キャロットラペ作りたいセット
昨日の編み物クラブのメンバーであり、最早、大切な友人でもある彼女から、クラブ終わりにいただいた紙袋に入っていたのは、
このお手紙、そしてオリーブオイルとバルサミコ酢だった。
私がキャロットラペが大好きで、好きが高じてレシピが複雑になりはじめていること。
手をかければかけるほど、キャロットラペは、美味しくなる。
そんなことをあるラジオ番組に投稿したところ、読まれたことで、私のキャロットラペ好きは、そのラジオのヘビーリスナー友人達に公然となった。
そんな中、そのラジオを聴いてくれた彼女から、私の3冊め出版の祝いで、この3点セットを昨日いただいたのだ。
正直言うと、お手紙に気付いたのは今朝で、その自分の迂闊さに、がっかりしている。
私は常々思っている。
本当にすてきな人。オシャレな人。人として魅力的な、私が大切な友人として尊敬し慕う方々は、押し並べてSNSをやっていない。
(やってても彼、彼女らの生活に、さほど重要ではなく、うっすらやってる)
自分の大好きなお洋服を選び「今日はこの人に会うからこの洋服を」と大切に着こなし、
その人を思ってその日を準備する。
そんなことをしていたら、SNSに投稿して「いいね」の数を追ったり、そんな束の間によろこんだり落ち込んだりする暇なんてないのだ。
そして仕事に精を出す。
本当に素敵な人は、SNSの中には、いないのだよ。
自戒の念も込めて、自分に言う。
私はSNSの登場に寄って、仕事が成り立ってきたことは火を見るより明らかで、こんな小さく一人で仕事をし、そして周りの方々に助けられながら、なんとかやっている。
SNSの恩恵は、計り知れない。
私自身は何の資金も持たず、マイナススタートからはじまり、紆余曲折、時にはひどい下降を繰り返しながら今も続けていられるのは、私自身は何も持たなくても、友人がいたからだ。
影となり日向となり。
私も、そんな人になりたい。
私も誰かのそんな存在になりたい。なれるだろうか。
何が言いたいのかわからなくなってきたけど、
本当に素敵な、すばらしい人はSNSの中にはいないんだよ。
日々を織りなす人への感謝に目を向けること。
お前は小さな存在なのだと、生きてる実感を忘れないこと。
今、目の前にある仕事に一生懸命、取り組むこと。
追記:
その友達にこのブログ「書いたよ」って報告したら
「HOLY先生が、産み出した作品は
先生〜生徒さん〜本購入者さん〜
友人〜そのまた友人〜、、、
次つぎと、繋がって行くのが
たまらないです。
働くセーター、働くベスト、ニット帽を
着て出掛けると、それがきっかけで、初対面の方とも話をする機会が生まれる事もある
不思議な働くセーターだとつくづく思います」
と返事をくれた。
私はこんなニットを作りたかった。作っているんだ。
心の碑にして私はこれからも作ろう。