HOLY'S BLOG

働くものの写真館

「働くものの写真館」

10月15日(金)からの本屋Titleさんで行われる「働くセーター写真展」では、吉森さんによる「働くものの写真館」が行われます。
予約制になります。

#Repost @mizuuminoshashinkan
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「働くものの写真館」

撮影を担当させていただいた書籍「働くセーター」の写真展が10/15(金)より荻窪Titleにて開催されます。それに合わせて本書のタイトルにちなみ特別開催「働くものの写真館」をひらきます。
あなたが働くときに身につけているもの、実際に使っているもの、働くきっかけを作ってくれたもの、そして支えになっているもの。
大切にしている働くものたちをお持ちください。

日程:10月16日(土) 13:00-16:00 (30分/1組)
場所:Title 2階ギャラリー
内容:1日6組限定、働くもの1点の撮影(プリント1枚・データ1枚つき)
もの:90cm×90cmの空間に収まるもの
料金:5,000円(1カット/1プリント/1データ)

データはその場で、プリントは後日郵送いたします。
ご予約は写真館サイト、お問い合わせフォームよりお申込みください。※残り5組です!

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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吉森さんの文章を読んで.、私に思い浮かんだのは一冊の絵本だった。
ペレのあたらしいふく』ベスコフ作 福音館書店

少年ペレが羊を育て、毛を刈り、その羊毛から糸を紡ぎ、洋服に仕立てるまでの工程を、家族や近所の人達の手を借り、あたらしい服を手に入れるまでのお話。
ペレは、それぞれの仕事のお礼にと、おばあさんの畑の草取りから始まり、自分の労働の対価として、服に仕立てるまでの手段と変えていきます。

私がこの仕事を始めた頃、友人はすでにウェブデザイナーとしてスタートさせていて、自分で撮った風景や雑貨のすてきなポストカードを作っていた。
私も何か名刺がわりになるポストカードを一枚作りたい。フェアアイルで編んだカーディガンのポストカードの撮影と製作を彼女に頼む時、私にできたのは、彼女のベストを編ませてと頼むことだった。
彼女の望む通りのベストに出来なかったけれど、私のポストカードは、実物の何倍もすてきなポストカードに仕上がった。

私のやることは、そんなことの繰り返しで、別の友人が「ほりちゃんみたいだよ」とプレゼントしてくれたのがこの絵本だった。

ペレのようにうまくやれなかったけれど、
あのポストカードのスタートがなければ、私は自分の仕事が何かを示す手立てを得られなかったし、知り合えた人も限りがない。

今も彼女には、HPの世話をしてもらっていて、彼女がいなければ、今のHOLY’Sはあり得ない。(ロゴだって作ってもらったのだ。)
彼女は今、藤井風くんにハマっていて、「何なんw」を聴くたびに、私が思い浮かぶそう。

吉森さんの言葉は少なく、いつも一定の温度を保っている。
その温もりに気づくには、少し時間が必要で「あっ」と気付かされる。木の幹に触れているような。

吉森さんの写真が好きな訳がわかった。