HOLY'S BLOG

9月26日

昨日、友達が届けてくれた紫陽花は、彼女のお母様の月命日とお揃い。
お母様は、食べ物が食べにくくなる病気だった。おいしいものと食べるのが好きで、きれいな食事をなさる方だったと。
一緒にいただいたおはぎを、私の母はむしゃむしゃと無邪気に食べる。
うれしそうに見つめる友達が切なかった。

 

今日の編み物クラブのオヤツには、彼女に教えてもらったフラックジャップを作った。簡単にできるのが、理由だったけど。
彼女がイギリス生まれのフラップジャックを作るようになったのは、子供の頃、お母様からプレゼントされた「くまのプーさん」のレシピ本からだったと。
子供に思いを持って贈り物をされる。そんなお母様だった。

がさつな食事と育てられ方をした私達親子が生き延びるなんて。
友達のすてきなママンに、わずかな時間でもご一緒できて、うれしかったよ。

 

昨夜、いつにない疲れを覚えたのは、きっとこのせいだったんだ。

足早に友達を帰してしまったのは、私が仕事の返信に追われていただけでなく、友達が無邪気な母を見てるのが、うれしくも辛くなってしまったのではないかと。

今やっと、気持ちが文章になって、つかえた胸がするすると解けると、涙が溢れている。

私は母に、もう少しでも、優しくなれたら。