HOLY'S BLOG

働くセーター そのディテール

働くセーター仕上がりました。

ディテールをご紹介します。

ラグラン袖で継ぎ目なく、襟元から丸く編んでます。

脇の下には菱形のマチを入れました。

腕周りが動きやすく、全体的にはフィット感のあるセーターですが、とても動きやすいセーターになっています。

襟元に前後はありません。

1日このセーターを着て、次の日には前後逆に着れば、肘の部分など同じところばかりが痛むこともありません。

北欧の漁師は、朝日が昇る前、暗がりの中でセーターを着て漁に出掛けました。

前後構わず着られることが必要だったのです。

作業着であるため、痛みを少なくすることも必要でした。

全部筒で編んであるということは、例えば脇腹の部分のみ擦れ続けて編み地が薄くなっても、その部分だけ編み変えられます。

袖口や襟元、裾も然りです。

裾と袖口のリブは、お客様の用途に合わせ、お好きな長さで編みます。

どうぞ仕事着としてお使いください。

保温性、通気性に富んだシェットランドヤーンで編んだセーターは、しなやかにその方の体の沿って動いてくれることと思います。

HOLY’Sより