3月1日
今日は、午前中のうちに済まそうと、いくつかの用事を持って出掛けました。
今朝はうちでクサクサしてしまったし、
うまくいくことと、いかないことと、
もう一度午後に出直さなきゃ。
その前にスーパーに寄っておこうと、
足早に路地を曲がったところで、馴染みある車が向こうからやって来ました。
家具を作ってる友達の車です。
「ちょうどよかったわ〜」と車の窓から差し出された雑誌には、友達の作る椅子が載ってるそうです。
何もない日に、神さまはいるんだなぁと思いました。
スーパーで、鯛のアラと小イワシを買いました。
うちで母が待ってるので、さっさと帰ったけど、母はお腹が空いたからと、すでにある物で食べてました。
鯛のアラで潮汁を作ると、母はそれも美味しそうに食べました。
小イワシのしごを手伝ってもらい、オイルサーディンにして保存しようと試みました。
オイルサーディンを作るために持ってるような鍋だと喜びました。
出来上がってみると、水分が抜けて、保存するための油にすら浸からない状態でした。
またいくつかの用事を持って出掛け、最後に郵便局まで済ませると、うちの向かいに住むおじさんもちょうど用事を終えられたところでした。
「一緒に帰ろう」と乗って来られたはずの自転車を押し、歩き始めるおじさんは、途中、知り合いの緑のおばさんに会うと、「フレンドです」と私を紹介してくださいました。
うちに帰ると入れ違いざまに、「散歩に行く」と母が出掛けました。
私はメールの返信などをして仕事をしましたが、母は1時間経っても帰って来ません。
ナビで検索してみると、結構遠くまで行ってるようなのです。
電話をすると、「今から帰る」と言い、橋の名前が合ってるので、私はうちで待ってることにしました。
ナビで追っていると、母は順調ににうちに向かい、それから30分後、帰って来るなりトイレに駆け込みました。
今日は予定ほど仕事は進まず、先の手抜きのためのオイルサーディンは保存食にならず、何度もうちを出たり入ったりしたけども、
一日を終わろうとする今、穏やかな心持ちとなっています。
実のない一日も、日々の慌ただしさを沈め、明日のワクワクに繋がるのかもしれません。
今日から3月。
見えない何かを信じてみたくなりました。