2018.03.14
野ばらのカーディガン ボタン
ボタン付けは、一糸の緩みもあってはなりません。
まるでサックス奏者の口元のよう。
サックスのマウスピースは薄いんだぜ。
だからピッと横に口を引くの。
長く使えるボタン付けとは、いつまでもこの糸がピッとしてながら、
ボタンの足をキープして、服を傷めないこと。
全体が木をテーマにしたカーディガンなので、ボタンはシンプルに。
ジャケットがわりになるようにボタンは少なめ、さっと着られることが前提です。
主張は少なく、存在感のあるボタンを選びました。
ボタン穴は、穴の手前と奥と別仕立てにして繋げました。
ボタンが大きいので。
縁編みを加え、布のボタン穴に例えるなら、玉縁ボタン穴と言ったところでしょうか。