HOLY'S BLOG

何度も作ってわかること

何度も作って、やっと自分の物になるということなのか、腑に落ちたと言うか。
今まで「これで良いかな?」と作っていたことに、確信が持てるようになりました。

サンカ手袋は、どこを取ってもチェッカーフラッグのように、白と黒、二色の四角が互い違い、左右対象になるように編むのです。

指の部分は3角柱に編むから、重なってしまう面は出てくるのだけど。

ゴットランドの「トレリスパターン」はサンカの伝統模様にも、トレリスパターンとして編まれていたらしく。
今回の紺色のサンカ手袋は、ローズパターンにトレリスからつながる梯子のゴム編みとなりました。

18世紀終わりから19世紀のパターンの紐解きとか、薀蓄などいろいろあるようだけど、「歴史とはそんな単純なものではないよ。それよりも心と肌で感じて」が本当だと思う。
(日本ヴォーグ社『海の男たちのセーター』より)


サンカ手袋は、11目11段の升目模様で作られます。私は色糸が豊富なこのシェットランドヤーンで、日本人の手に合わせ、女性用9目9段で、男性用11目11段の升目で編んでいます。
今はシェットランドヤーンのレース糸も各色買えるようになったので、女性用を11目の升目でも編んでみたいです。とても繊細になると思います。


どこを取ってもチェッカーフラッグ。三角柱のとこだけは仕方ない。


帯になるパターンを濃い色の枠で囲み入れる場合と、こんな風に繋げる場合と。これ気に入っちゃったなぁ!