今日の編み物クラブにて
働くカーディガンの前立てを仕上げたいHちゃん。前立ては、前に働くベストで1度やったきり。
手が進みません。
本を見ながらやってはみたものの、引き上げ編みをし終わると目数がひとつ多くなりました。
できてるような気はするけれど、何か違う。
引き上げた目は斜行しており、多分ふたつめの2目一度がうまく行ってない気がしました。
私は、別鎖で作る前立てのみを、身頃と接続させないで、Hちゃんに見てもらいながら、やってみました。
その後、Hちゃんにも、まず前立てのみを編んでもらいます。
うまくできると、今度こそ、左前立てから、身頃に編み付ける作業も加えます。
今度はうまくいきました。
自分が何がわかってないかわからなくて、手が止まる時。
まずわからない箇所を「取り出してみる」ことが大事です。
「取り出す」は「細分化してみる」と同じ意味ですね。
別鎖で編む前立てのみを正しく作れるかをまず確かめて、身頃と繋げる作業へ。
二目ゴム編み止めも同じく。
袖口や裾で難しいと思ったら、まず二目ゴム編み止めキットを自分で作ってみる。
ただ二目ゴム編みを(輪編み目でも往復編みでも)余った糸で編んでみて、それとは別色の糸をとじ糸にして色を替えてとじてみる。
これも自分がわからない箇所を「取り出す」作業です。
あとは、よく観察する。
目の構造を理解すると、何をするでも、文字文面を追うのではなく、表記された編み目記号が何を言いたいか、
わかってくると思います。
前立てのHちゃん「前回のこと、全然覚えてないと思ったけどやったら、なんとなく思い出せて、前回よりも理解が深まりました」
といただきました。
そうですね。。
「全然思い出せない」訳ではないんですね。
「取り出し」てみると、自分がわかってた部分が見えてくる。
理解が深まる。
仕事が深まる。
今日は、大切なことを教えてもらいました。
Hちゃん、ありがとう。