2020.11.16
GRANNY SMITH
リンゴの名前と聞いていた。
先日、初めてこのリンゴを手にした。ライムのような香りがする。
友達の手紙を読んでみる。
「先日、よく行くケーキ屋さんで、これのタルトがありまして、とてもおいしかったのです。」
皮付きのまま、とても薄く切ったリンゴが重ねてあって、グリーンの部分がきれいだったと、タルトの絵が添えられている。
「グラニースミス」で調べてみると、ビートルズが設立したアップルレコードのあの青リンゴは、このGranny Smithだった。
丸い盤の中でクルクル回っていたのは、コイツだったのか。
アメリカのアップルパイがサクサクとおいしいのは、このリンゴを使っているからだそう。
Jamieson’sの毛糸に、Granny Smithという名の毛糸があって、数ある緑の中で、お気に入りの色だ。
引き出しの中には、いつも欠かさず、出番を待っている。
20年も編んできた毛糸なのに、本物の色を見るのが初めてなんて。
幼馴染と再会した時のように、惚れ直している。
「今日のカーディガンは、Granny Smithです」なんて言ってみたい。