2020.05.12
5月12日
昨日、Instagramに「これから夏になるというのに、心はすでに季節をまたぐ」と書いた。
いつでも冬のセーターばかり考えているから、こういうことになるのだ。
知人(友人と言うにはおこがましく、私の本友達の高校の時からの友達。その彼女を通じて知り合ったから、勝手に親しみを感じている。本友達と言うのがポイント)からコメントをいただいた。
「おもしろい。旅してるみたいだ」 そんなふうに考えたことなかったので、その一言で気持ちがグーンと引き込まれた。
自分は、毎日「あの人にはこんなセーターを着せたい」とか、「このセーターはきっとあの場所に似合う」などと、他のことについてはさっぱりだけど、セーターについてだけは確信を持っている気がする。
セーターのことなら、いつでも過去へも未来へも場所も、飛んでいるし、飛べると思う。空想の中で。
ヨガの先生をやっている彼女なら、毎朝の自分の部屋で行うヨガも、「あの日の屋外でやったヨガ」など、肌に当たった風の感覚とか、思い出すんじゃないかしら。
それを旅と言うなら、旅だ。 本当は日常の「本を読む時」「食べた時に沸き起こる記憶」とか、旅にもいろいろあるけど、
よりその人にとって得意で大切なことにおいて、その旅は、揺り起こされる。
昨日は一日仕事をしながら、このことを考え、とりとめなく楽しんだ。 机の上は散らかっている。
私にとって最高の色の配分だ。
冬には、この色合いをまといたい。
アイスブルーのカーディガンに、オフホワイトのパンツ、アクセサリーはシルバーで、黒のレースアップシューズ。
このカーディガンはどなたかのものになる。
私の妄想は、膨らむ。