昨日は母と、電車を乗り継ぎ、墓参りに行きました。
これが瀬戸内の小さな風景です。
海から急勾配で山へ向かい、幅の狭い路地が続きます。
浮き雲のような母と私。
自分の生まれ育った町と、長く住んだ郊外と、行ったり来たりしたこの一日で、母は自分が今どこに住んでるのか、どこへ帰るのか、わからなくなりました。
「今、一緒に住んでる所に帰るんだよ」
母はタイムトラベラーになったんだ。