HOLY'S BLOG

豆大福を作りながら

今日の編み物クラブのおやつは、豆大福を作ってみました。
焼き菓子を作るより、私には、餡子を炊く方が身近に感じられます。

生き伸びたと言うのに戦後呆気なく、急死した祖父は、生前、食堂を営んでいました。
母は、中学校に上がると、うちにあったかき氷機を持ち出し、夏休みの間、かき氷屋さんを開いたそうです。
祖母の入れ知恵だったのかもしれません。
ただ、店主が中学生だとあまり儲からないことがわかり、おかっぱ頭のかき氷機屋さんは、ひと夏で終わり、
同じ年の冬休みには、近所の餅屋さんに餅丸めの手伝いに通ったそうです。
中学生でも使えると思ってもらえたのか、その後、卒業するまでアルバイトは続いたとのこと。
母が、そんなサバイバーな中学生だったことを、ぽつりぽつりと話してくれるようになったのも、時間に少し余裕が持てるようになったからかもしれません。

豆大福を丸めながら、私もお餅屋さんになら、使ってもらえるかもしれないと、考えていました。
そもそも餅丸めのアルバイト自体、今もあるのかないのか。
仕事をしながら餡子は炊けるので、これからもバターのお菓子より、餡子のおやつが続くと思われます。
どうぞ、お付き合いくださいませ。