HOLY'S BLOG

長野のりんご

週末、明け方までの雨が上がると、広島もすっかり風が変わり、もう半袖ではいられなくなった。


少し前に、今年もまた長野の友達から、新鮮な紅玉りんごを送って頂いた。
「今年の紅玉です。‥‥雨が降ったけど、おばあちゃんは大丈夫と、言ってました。
‥色が付いてきておいしいと、おじいちゃんが言ってます。」
「おたふくにかかってしまった長女以外の家族で、稲刈り後にりんごも収穫しました」
メールには、指先に乗せた雨蛙と、稲刈り後の田んぼに立つ、大きくなった下の女の子の写真が添付があった。
パンを作るこちらの友達の分を確保し、いつも良くしてもらってる身近な友人に少しずつ配った。
落ち着いた頃に、もう自分の分を少しずつ食べた。
パンの友達のは加工して、おいしいものとなり、みんなの元へ届けられたらしい。
私は、自分ではジャムにするまでもなく、おいしいおいしいと、しばらく続けて頂いた。
こんな風にここ数年、りんごで秋が始まる。
りんごの声が聞こえ始めると、近所のスーパーで並び始めたって、友達の家のりんごで初物を迎えることにしている。

長野から私の仕事は始まり、続けて個展をさせてもらった後、このところ自分でお受けするオーダーで、手一杯になっている。
こんな不義理をしていても、9月が見えてくると、長野に行かなくてはと思っている。
あの10数年があってこそ、今の仕事に繋がっている。
おじいちゃんのりんごは、すっかり頂いた。
長野のみなさん、私はおかげさまで元気です。