HOLY'S BLOG

革ボタングローブ

昨日のお渡しのこと。

オーダー会の時に、私のファイルから、この手袋を気に入って頂きました

この手袋とキャスケット帽に使ったボタンは、ツーピースの共生地で作られたボタンだと思われます。
(母のボタンストックから、貰ったもの)
同じボタンはないので、私のボタンストックの中から、好きなボタンを選んで頂きました。

紺色がお好きとのこと、すでにオーダーされる手袋も「紺系で」と決まっていました。
ボタンをあれこれと出している内、「このボタンに一目惚れです」と選ばれました。

そうなると話は早く、幾つも有る紺系の糸の中から、このボタンを引き立てるベースとパイピングになる色糸を選びました。

このボタンは革で出来ていて、西区大芝にある「メルスリーヒゲ」で、買ったものです。
フランスか?ヨーロッパの古いボタンで、付ける洋服に合わせて染められたのかもしれません。

メルスリーヒゲでは、2009年に、この手袋のようにボタンから考えたニットの企画展を、やらせて頂きました。
たくさんの古い輸入ボタンから、気になるボタンを選び、そのボタンを引き立てる手袋や、帽子を作ったのです。

指人形ウルフ達も、このお客様の元へ。(残りのウルフ達は、うちにいます)

彼女はマニッシュな雰囲気が似合う方で、パンツスタイルが決まるのです。
今日は、襟なし細身のスプリングコートを着ておられました。
メンズ服販売のお仕事をされています。
レディースよりメンズファッションが好きな自分なので、そのお仕事に興味深々です。

革ボタンには、年に一度位、靴クリームを薄く塗ってくださいと、お願いしました。