HOLY'S BLOG

打ち合わせの後

カーディガンの仕上がり後、オーダー頂いてる方との打ち合わせが続いた。
先日の打ち合わせでは、出来たばかりのカーディガンを見て頂いたら、当初フェアアイルのベストの予定が、アランカーディガンに変更となった。
仕事の場面でも使えるカーディガンをお作りすることになり、
毛糸の色も最初は合わせやすい色で、だったのが、
話してるうちに、より優しく見える明るめの色となった。

先日はまた別の方との打ち合わせで、某ホテルのロビーに赴いた。
80歳のお医者さまは、先月お渡ししたベストを、その日から毎日来てくださってるそう。
お腹の辺りの編み地が少し手羽立っている。
(良いモケモケですね)
白衣の下にも、毎日着てくださってるそうだ。
手先が動きにくくなって、前開きのベストを、毎日そのまま被って脱ぎ着されてるとのこと。
その毛羽立ちは、ひと冬、ふた冬越え、季節が変わる頃、洗濯されたら、表面はさらに落ち着き、織物のように平らになる。
その頃には、その人の体により沿った形になってることと。
脇を継いでないのが、その訳だ。
自分は人と話をすると、大抵別れた後、「一人反省会」が胸の中で始まる。
相手の言われたことを思い出し、ろくな返事が出来なかった自分を、またいつも不甲斐なく思うのだけど、
反芻する相手の言葉の中で、後から輝き始める響きがあると、作ってる間、その輝きは増してくる。
自分の仕事はこんな風に、とても個人的に進み、ほんの一部の人としか関わることはない。
こんなので社会人として大丈夫かと思うが、それが与えられた環境ならば、その中で精一杯やるだけだ。